【日本の野鳥#12-10】ヤンバルクイナ(Okinawa Rail) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ツル目クイナ科ヤンバルクイナ属

学名 Hypotaenidia okinawae

和名 ヤンバルクイナ

英名 Okinawa Rail

 

【分布】

沖縄島北部の山原(やんばる)地区、大宜味村・国頭村・東村に生息。

近年、その周辺地域に生息域を広げつつある。

日本固有種。

生息数は2014年に1,500羽と推定されている。

和名は生息地区の山原地区に由来。

1978年に与那覇岳で山階鳥類研究所員に発見された。

 

【生態】

平地から標高500メートル以下にある主に下生えが繁茂した常緑広葉樹林に生息。

リュウキュウマツ林や採草地・海岸付近の民家周辺などにも生息。

夜間は樹上にて休息する。ヘビ類から逃れるための言う説が有力。

食性は動物食の強い雑食。昆虫、貝類、ミミズ、果実、種子などを林床および浅い水中で採食。

ヘビやトカゲ、両生類なども捕食することもある。

マングース、野ネコ、野犬などの脅威が本種の生息を脅かしている。

 

【サイズ・形態】

全長35㎝ 翼開長48-50㎝。

上面は暗オリーブ褐色で、顔や喉は黒。

耳孔を被う羽毛(耳羽)から、後方に向かう白い筋模様が入る。

眼先に白い斑点が入る。

頸部から腹部にかけての下面は黒く、白い横縞が入る。

尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は黒褐色で、下尾筒の羽先は黄褐色がかった白。

虹彩は赤。眼瞼は赤橙色。

クチバシは太く、色彩は赤く、先端が白。

脚は発達し太く、色彩は赤。

 

【その他】

1982年に、国の天然記念物に指定。

 

『「オキナワクイナ」という名称が相応しいという意見もあったが、「鳥の保護には地元の理解と協力が不可欠なので、それにはより具体的なヤンバルを名前に入れるのがよい」という判断から、最終的に「ヤンバルクイナ」という和名がつけられた。』

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<ここから鳥の写真>

『ヤンバルクイナ(Okinawa Rail)』

沖縄本島北部の森、山原の代表的な固有種3種の1種。

ヤンバルクイナ、ホントウアカヒゲ、ノグチゲラのやんばる3種。

日本の宝です。

 

そんな宝に出会いたくてこれまでに、何度か当地を訪れました。

長男の中学卒業の旅行もここに連れて行って3種見ましたが

やはり思い出深いのはヤンバルクイナのようでした。

 

夜間、真っ暗な山原の森の中で樹上で見たその瞬間、早朝の草地を走る姿

そんなシーンを共有できたのは、私の良い思い出でもあります。

 

年々保護活動やマングース捕獲の成果が上がっているようでね。

これからヤンバル地域は、世界遺産になります。

車の往来が増えたり、人の森への出入りも増えてくると

なかなか見にくくなる気もします。

 

再度、新機材で撮影しなおそうと計画中です。

 

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。