【日本の野鳥#10-06】ヒメウ(Pelagic Cormorant) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カツオドリ目ウ科ウ属

学名 Phalacrocorax pelagicus

和名 Pelagic Cormorant

英名 ヒメウ

 

【分布】

アメリカ合衆国西部、カナダ西部、日本、ロシア東部、ベーリング海、オホーツク海を含む太平洋北部に生息。
繁殖地周辺では周年生息することが多い。

日本では夏季に南千島、北海道、本州北部で少数が繁殖。

冬季になると主に本州中部以南、九州以北へ南下(冬鳥)。

 

2亜種に分類

◆基亜種ヒメウ(P. p. pelagicus)が日本に生息。

亜種英名は Northern Pelagic Cormorant

アジア北東部沿岸、ベーリング海、北極海の島々に生息。

 

◆亜種 Southern Pelagic Cormorant

ブリティッシュコロンビア州(カナダ)南西部沿岸からバハ・カリフォルニア南部に生息。

 

【生態】

主に岩礁海岸に生息。沿岸部だけではなく、外洋にも出る。

食性は動物食で、潜水して主に魚類・甲殻類・軟体動物を捕食。

海崖や離島に小規模な集団繁殖地(コロニー)を形成。

海岸にある断崖の隙間に枯草や海藻を組み合わせた皿状の巣を作り、5-7月に1回に通常3個産卵。

 

【サイズ・形態】

全長63-73㎝ 翼開長91-102㎝。

和名の通り、日本に分布するウ科の中では最小種。

雌雄同色。

全身が青や紫の光沢がある黒。

クチバシは細長く暗色。脚は黒。

夏羽では、眼の周囲は赤い皮膚が露出。頭頂と後頭の羽毛が冠羽としてやや伸長し、腰に白い斑紋。

冬羽では、眼の周囲が羽毛で覆われ、冠羽も不明瞭。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ヒメウ(Pelagic Cormorant)』

春先に近くなる頃にカモメを見に漁港に行くと、夏羽の装う衣になったヒメウを見ることが出来ます。

晴れた日に出会えると、それはそれは美しい金属光沢で、青や緑や紫の玉虫色に輝く黒い羽毛に魅了されます。

一方、冬の衣装は、とても地味。

そんなヒメウの夏冬の衣装をご覧ください。

 

 

次はチシマウガラスですが、撮影したことはあるのですが、その日付の写真データが見つからないので飛ばします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。