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12年5月27日実施対応 FP技能検定 2級学科試験
【問題】
●本命予想問題(11年1月問題24 出題)
一般的な固定利付債券への投資に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.オーバーパー(額面金額100円超)発行の債券の応募者利回りは、表面利率より低くなる。
2.一般に、金利の上昇は債券価格の低下要因、金利の低下は債券価格の上昇要因となる。
3.残存期間など他の条件が同じであれば、高クーポンの債券は、低クーポンの債券よりも、金利変動に対する価格変動幅が大きい。
4.所得税においては、償還差益は雑所得として総合課税の対象となり、譲渡益は非課税となる。
【解答】3
1)適切
2)適切
3)不適切
金利変動に対する価格変動幅が小さい。逆に金利の変動による債券価格の変動は、表面利率の低い債券や、残存期間が長い債券ほど大きくなる。(デュレーション参照)
4)適切
【傾向と対策】問題24はほぼ確実に債券から出題される。債券の仕組みや利回りの計算のほかに、個人向け国債の特徴を押さえてほしい。
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●直近12年1月22日出題
一般的な債券投資に伴うリスクや留意点に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.固定利付債の価格は、市場金利が上昇すると下落し、市場金利が低下すると上昇する。
2.投資している債券が、償還期日よりも前に償還された場合、運用機会の喪失を招くことがある。
3.発行体が同一の債券は、発行時期や利率などにかかわらず、常に同一の格付けが付される。
4.発行体の経営不安などにより、債券の利払いや償還金の支払いが遅延する懸念が高まった場合、そ
の債券の価格は下落する。
【解答】3
1)適切
2)適切
3)不適切
発行体が同一の債券であっても、発行時期や利率などにより、さまざまなの格付けが付される。発行体格付け以外にも長期債務格付け、ソブリン格付け、短期債務格付け、中小企業格付けなど。
4)適切
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5月27日(日)FP技能検定試験の申し込みが始まっています。申し込み忘れの無いよう、早めに手続きをしてください。