アサヒのリビングソファの張り替えです ᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ | “椅子やソファがキレイだと気持ちイイですね” (^-^)//  竹永椅子店のブログ

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名古屋市で椅子、ソファの製造、張り替えを主な業務とする竹永椅子店です。
ホームページでは言えないブログらしいことをお伝えしますので宜しくお願い致します。

 

今回は、、九州は大分県に本社があるアサヒ木工のリビングソファを張り替えます。にっこり

 

名古屋市瑞穂区のお客様、ご注文を有り難うございました。。てへぺろうさぎ ラブラブ

 

 

今ではどこのメーカーも作っていませんが、1人用づづ、片肘付き、肘無しの4台セット。

座面.背面.肘綿が本革、他は同色のビニールレザーという、いわゆる張り分けです 笑ううさぎ

 

底面にはメーカーのシールが貼ってあります。。「株式会社アサヒ」 とあります。

 

それではこのリビングソファを張り替えます。

針おこしで針を浮かせてニッパーで抜き取るという、いつもの地道な作業から始まります アセアセ

 

キレ~にはがし終わりましたビックリマーク 

左上の背面裏側ではウェービングベルトがたるんで切れてますね ショック

 

ところで、、

弊社は張地を留めてある針を全て抜き取ります。ウシシ

 

そこまでやらなくても仕上がりに大差はありませんが 「一事が万事」

ここにこだわると他の事にも気を遣えますし、

やらないと他の作業もずさんになってしまう気がしますので、、にやり

 

さて右下では、座面のクッション材をよけると下地シートが破れています。

Sバネは鉄素材で頑丈ですから、弱いシートだと経年使用で負けてしまいます。

 

 

 

下地シートをはがしてフレームを横にしてみると、Sバネが上に湾曲していまして (右上)、

リビングソファではよくある使い方です。上から見ても解りますね (左上)。

 

ここでいつものごとく面取りの出番です。右下では削った箇所が滑らかになっていますが、

画像では解り難いですね。。ウインク でもこれだけで少しは部材が長持ちします。

 

 

 

さて、今回の補修.補強のポイントはビックリマーク

座面.背面.肘綿のクッション材にはラバーウレタンゴム(へたり難く軟らかい)を

使っていますので替える必要も無ければ、これは新しく成形加工も出来ませんので替えません。

 

お客様はクッション性の劣化はさほど気にしてはいませんでしたが、

それなりに数十年と使ってこられたので、何もしないわけにもいきません。うーん

 

というわけで、ラバーウレタンゴムの下のチップラバーを補強することにします。

先ずは右上の赤い矢印の細長いコの字に貼り付けられたチップラバーをはがします。

 

はがしたのが右上画像の左側。はがしている画像が上段の真ん中で、前後してます。。音譜

 

細長いチップラバーがコの字に貼り付けてあるのは、座面の真ん中辺りが少しへこんで

周りが盛り上がっているようにするためです。

 

その後、チップラバーをカットして貼り付け、コの字も貼り付けます。

 

座面に下地シートを張りました。といっても余り布ですが、よっぽど丈夫なもんです ウインク

 

さて、背面に張ってあったウェービングベルトが切れていたので張り直しますからはがして、

ウェ~の負荷がかかるフレームの箇所を面取りします。赤い矢印箇所が滑らかになりました。

 

その後、ウェービングベルトを張ります。音譜

 

フレームに補強を済ませたクッション材を貼り付けますが、

赤い矢印は先ほどのコの字の細長いチップラバーを貼り付けてあります。

下段画像では側面にもウレタンゴムを貼りました。

 

よ~やく張地の加工です。。アセアセ

はがした張地をほどいて、ほどいて、あせる 型紙を作っていきます。。

 

これは、肘に付いていた飾り木の汚れを落として、簡易ウレタン塗装をしています。音譜

 

型紙を使って裁断、縫製、裁断、縫製、あせるあせる

 

繰り返し、型紙で裁断、縫製、

 

 

こうして座面カバーが出来上がりました。爆笑

 

クッション材の表面に白ワタを貼り付けてから、座面カバーを張り込みます。

右側2段目は何をしてるかというと、うーん

 

縫製箇所に縫い付けた紐を座面底まで貫通させて、下から引っ張ることで真ん中がへこんで、

周りが盛り上がるようになるわけで~、これが上で書いてたコの字の~ってやつです。ウインク

 

コの字~なしでただ引っ張ってもこうはなりません。ニコニコ

 

上段左右では貫通させて引っ張った紐が切れないように固定しています。

その後、全体を張り込みます。

 

こんな具合で座面が着々と出来上がりました。

 

 

続いて背面も同じ要領、行程で進めますが、

背面の劣化はほぼ無いのでコの字の交換だけにします。音譜 先ずは肘無しタイプ、、

 

続いて片肘付きタイプ、、

 

補強完了 音譜音譜

 

背面の張地をほどいて、型紙制作の繰り返しあせるあせる 

それを使って裁断して白ワタを一緒に縫い付けました (右下)。パーツが細か~ アセアセあせる

 

それを縫製していき、背面カバーが出来上がるのです。。

 

座面と同様に、クッション材の表面に白ワタを貼り付けてから、

やはり紐を貫通させながら張り込んでいきます。

左の上下画像では真ん中がへこむビフォ~アフタ~になっています。爆笑

 

下段真ん中画像では紐をウェービングベルトに固定してあるのが見えます。

 

 音譜音譜

 

同様に片肘付きにとりかかりますが、肘無しよりも難易度は上がりますアセアセ、、

それでも表面が出来上がりました。にっこり

 

更に~ひたすら細かいパーツを縫製して繋げてカバーにしていきます。あせるあせる

こうして片肘付きの背面カバーも出来上がり。。ほんわか

 

同様に背面クッション材に白ワタを貼り付けた後、カバーを被せて、形を整えながら

紐で後ろに引っ張って真ん中をくぼませて仕上げていきます。音譜

 

 音譜音譜音譜

 

最後に足下、側面にも張地を張り込んで、肘も張り替えます。ビックリマーク

 

 

完成です ラブラブドキドキ

もとが本革だった箇所をベージュのソフトレザーで、

それ以外を同色のビニールレザーの張分けです 音譜

 

ビフォ~

 

 

納品時に「お願いして良かったよ」と言って頂きました。

一番嬉しい~お言葉 目がハート

 

 

お問い合わせは 竹永椅子店  まで kittymymelody

 

御見積もり御希望の方は、先ずはお写真でも送って下さい。

 

送り方はホームページの お問い合わせ ページを見てくださいネ。。

 

お近くであれば1脚だけでも見せに来て下さい。。

その際は事前に必ずお電話を~。。ほっこり