問題がある!? というと大袈裟に聞こえますが、、
問い合わせは多いのに、、御注文には至らない、
中国製と思われる、いやいや、まず間違いない、
品質の悪い、 当然ながら廉価品の椅子のことです。。
その大きな特徴は合皮、表面だけがボロボロと剥離してくる、
それも購入後、早いと数ヶ月くらいで、、
表面だけがひどく剥離しています、、
中国製等の粗悪なポリウレタンレザーです、、
こんな製品が市場を席巻しつつあります、、
由々しき事態です、、
そんなものですから当然、全ての材料~作りもそんなもんです、、
そんなもんですから、張り替え額が購入額を軽く上回ります。。
それでも市場には大量に出回っていますから、
勿論、今、この瞬間も沢山売られていますが、、
使い勝手等から購入額を上回っても張り替えて欲しい、
というご要望があります。。
今回は愛知県瀬戸市の御客様、、
御注文を有難うございます。。
これです。。
合皮の表面だけがひどくはがれてます、、
ミシンの縫製の箇所は特になりやすいのです、、
張地にミシン針で穴をあけていくから、、そこから破れるのです、、
国産の合皮でも同じことはいえますが、
こんなにひどくはなりません。。
それでも使い勝手のことから6脚を御注文されました。。
3脚づつ持って来られました。。
それではこのダイニングチェアを張り替えます。。
座と背が分離しました。。何かイヤ~な予感、、
背面の裏(右側)は変に湾曲した薄い合板、、
背面のフレームを面取りして、、
角を削ってこのように滑らかにします。。
これに張る部材が長持ちするように、、
ウレタンゴムを総取り替えしますので、、
座面、背面を成形します。。
背面の下地処理、、下地テープで下支えして、
下地シートを張ります。。
チップラバーを貼って、
その上にウレタンゴム
背面裏側の微妙なカーブをつくるために、小さな1枚を敷いて、
その上からもう1枚張るとに微妙な丸みがでます。。
背面のウレタン成形が完成
これは座面ですが、
表面も側面も台形なので型だしが難しいそぅ~
やはり型だしに苦労します。。
何度も、、
繰り返して、、
背面も湾曲した形状なので難しい~、、
あとひといき、、
組み立ててみました。。
ようやく御依頼の張地で裁断します。。
型紙で裁断、、
縫製、
裁断、、
縫製を繰り返して、、
ようやく張り込み、、
完成
背面の凝ったキルティング線は無しにしてスッキリ
アンティーク調のボカシ加工のされた合皮です。。
とっても気に入って頂けてホントに良かったですが、、
ホントに大変でした。。
お問い合わせは 竹永椅子店 まで
御見積もり御希望の方は、先ずはお写真でも送って下さい。
送り方はホームページの お問い合わせ ページを見てくださいネ。。
お近くであれば1脚だけでも見せに来て下さい。。
その際は事前に必ずお電話を~。。