震災から2ヶ月 | ぼのぼの日記 くろーばー己書道場

震災から2ヶ月

震災から2ヶ月。

どうしてあの大地震は起きたのだろう?

もちろん誰かが作為的に起こしたわけでもないのだが

どうしても見えない力が起こしたに違いないと思いたくなる

未曾有の大地震。


今もちょっとしたことで気持ちが揺れて

つつーっと涙がこぼれる。

何をしたら良いのか

それは

自分がこれをしようと思うことを

するしかないのだ。

それは

他人と比較するものでもなく

他人の行動をとやかく言うこともしない

強要もしてはいけない。

ボランティアに参加するのも

節電するのも

震災前と同じ生活をするのも

何から何まで それが

被災地だけではなく

日本全体の復興への第1歩につながるんだ。

そして

祈る。

これ以上 悲しいことが起こらないように。

それから

感謝する。

全世界からの様々な支援に!

日本人同士の助け合っている姿に、

自分自身が

生かされていることにも。


今日

昨年 録画してたまっていたビデオを見た。

「ようこそ先輩 課外授業」

様々な有名人たちが

自分の母校に戻り、子供たちに何かを伝える授業をする番組。

籔内佐斗司さんは

奈良のせんと君をデザインした方。

テーマは「学校に住んでいる童子をさがせ」

最初戸惑っていた子どもたち。

最後には

目には見えないが

命やら気持ち、思い、エネルギーなど

それぞれのものには

童子が宿っていることに気づく。

あるぐるーぷは

電気=エネルギーに童子が宿っていることに気づいた。

エネルギーを大切にしないと

電気もしぼんで温暖化を促したり 停電になったりすると発表した。


華道家の前野博紀さんのテーマは「花でふるさとを生けよう!」

自分たちのすんでいるところにあるものを使って 

宮川地区をイメージして

大きなオブジェを作り上げた。

子どもたちは、

花や葉のほかに 枯れた葉、枝、板、釜、野菜、ガラスのコップ

はてはザリガニまでも様々な物を持ち寄った

すばらしい作品が出来上がった。

にわか講師の前野さんも子供たちの無限の想像力に感動していた。

そして伝えたかったのは

この土地を離れても

宮川地区 このふるさとのすばらしさを思い出してほしい。

ということであった。サラリーマンをたんたんしとしながら生活していた頃

花に出会い

この道に入ったのは30歳のとき。

何かに出会うことの大切さ。

前野さん よく思い切れたと思う。


これら番組は

震災とはもちろん何も関係ないのだが

大切なメッセージが含まれている。

直接 授業を受けた子供たちが一番感じているのだと思う。

にわか先生のなんとすばらしいことか。