映画「佐賀のがばいばあちゃん」
吉行和子が主演と言うことで、いい映画なんだろうな~と思い
映画館に足を運んだ。
小田原のコロナ 上映最終日、座席は、8割ほど埋まっていた。
いつもすいている映画館でこれほどなのは、かなり入っていると解釈してよいと思う。
内容は、島田洋七の自叙伝で、佐賀に住むおばあちゃんの事が軸となっている。
昭和三十三年、広島から佐賀の田舎に預けられ、
厳しい戦後を七人の子供を抱えて生き抜いたがばい(すごい)祖母との
貧乏生活が待っていたというもの。
この映画、何がいいのか、なんでこんなに感動するのかと言えば
やっぱり、今のしゃかしゃかと杓子定規に物事が運ぶのでなく
昔の便利ではないが、人の優しさがたくさん詰まっていたんだなーと言うことに気づかされる事である。
がばいばあちゃんの 貧乏だけど、明るい生き方には
もちろん惹かれるが
それを取り巻く人が、みんな 本当に優しくて、
つい涙がこぼれる。
背景になる佐賀の風景も またなんとも言えず、
浮世を離れて 行って見たいな~と思わせるような
のどかな日本の風景である。
がばいばあちゃん語録は、いろいろあるが、
心に残った言葉は
「人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。」である。
たまには思い出せるよう、胸にしまっておこう。
そして、徳間書店からでているがばいばあちゃんシリーズは
是非手に入れようと思う。
DVDも購入して、何度も見たい映画である。