「ふたりはいっしょ」アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳 | ぼのぼの日記 くろーばー己書道場

「ふたりはいっしょ」アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳

今月のお勧めは「ふたりはいっしょ」アーノルド・ローベル/作

 三木卓/訳(文化出版局)で、5編収録されている2匹のか

えるのお話です。

 そのひとつ”よていひょう”は、がまくんが、予定表を作ったお話。今日1日 自分のすることを全部紙に書いて、その通りに行動していました。予定通り友だちのかえるくんの家へ行って、一緒に散歩へも出かけました。すると、予定表に書いてなかったのに 予定表が飛んでいってしまいました。がまくんは”予定表を追いかける”が、予定に無かったので、追いかけることが出来ません。そして予定表が飛んでいってしまったため、何が書いてあったのか分からなくなってしまったがまくん。結局、友だちのがまくんは、がまくんにつきあって何もしないで一緒に座って1日を過ごしたと言う内容です。

 がまくんとかえるくんのほのぼのとした友情、思わずくすっと笑いが出てしまうようなユーモラスな場面もたくさんあります。このかえるくんとがまくんの話は、他にも「ふたりはともだち」「ふたりはいつも「ふたりはきょうも」があります。特におすすめは「ふたりはともだち」の中の”すいえい”。がまくんの水着姿を、是非見ていただけたらと思います。どの絵本も、かえる色の優しい絵です。また。この絵本から飛び出したぬいぐるみは、とっても愛らしいですよ。