竜馬の妻とその夫と愛人
明治12年、坂本竜馬の13回忌を控えていた。
竜馬の元妻 お竜が、竜馬が無くなってすぐに再婚した。しかも、愛人がいる生活を送っている。
竜馬の13回忌を無事迎えることが出来るように、
お竜に、改心させようと、政府からの使者が来て
夫といろいろやり取りする・・・そんな内容になっている。
これを演じたのは、劇団東京ヴォードヴィルショー。
お竜はあめくみちこ、夫を山口良一、愛人は佐渡稔そして使者を佐藤B作が演じた。
三谷幸喜作品だということで
大いに期待していた。
山口良一は、あのテレビで見るようなキャラで面白い。
特に、佐藤B作との絡みは
アドリブなのか決まっているせりふなのか、分からないほど興味をひく部分があった。
うっとーしく まとわりつくせみを、佐藤B作が、殺してしまい
後からやってきた山口良一が、「あのセミどこいったんだ?かわいがっているんだが」といったやり取りなどは
客席も沸いていた。
そのほかにも面白い場面はたくさんあったのだが
不覚にも眠ってしまった。
面白かったはずなのに、睡魔には勝てなかった。
2分寝ては「あーいけない起きなきゃ」と見て
2分見てはまた寝て
いったいこれを何度繰り返してしまったんだ~
結局、後半4分の1は、ほとんど寝てたか、うつらうつらで
最後の場面であめくみちこが
「私だって、坂本竜馬が死んで寂しいのよ~」かなんか
大声で叫んだあの声で
目が覚めた。
そこで芝居もおしまい。
もしかしたら、舞台上で、居眠りしていた私のことを見つけたあめくさん
私に向けて叫んだのかも?
いや~ それなら効果ありましたよ。あの一声で
実際に起こされたんだから ・・・・・ね![]()
と言うわけで、この劇の感想は
三谷幸喜の喜劇の中にもほろっとさせる部分が
今一歩だったかな・・・と言う気がする。
寝てしまっても、肝心なところは、見てたんだ。そんな風に自分で自分に言い聞かせる。
暗くなっても眠くならない術を どうか誰か教えてください~~~~~~~