シロクマです。
日本人は世界で最も眠らない国民だといわれます。
6時間以下しか眠らない人が41%もいるそうです。
それに対して、よく眠るオーストラリアでは、
24%が夜10時前に就寝して、31%が9時間以上寝るそうです。
某新聞社での試算によると、
日本では寝不足によって毎年3兆5000億円もの損失があるそうです。
どういうことかというと、
睡眠時間を削って頑張っているようでも、
作業効率が落ちたり、ミスが増えたりするせいで、
かえって経済的にはマイナスが生じているということ。
長距離ドライブに例えると、
休みをとらずに運転したほうが早く目的地に着ける気がしても、
実際には道を間違えたり、事故を起こしたりして
逆に遅くなってしまうのだそうです。
脳の研究でも、睡眠不足の状態だと、
脳の複数のエリアで突然活動が停止してしまうといいます。
つまり、脳の一部だけがカクッと寝ては起きるという状態になります。
いくら意識して頑張っても、この状態は変えられないそうです。
その結果、集中力と視覚認知力は非常に低下してしまいます。
ある睡眠の専門医によると、個人差はあるでしょうけが、
人間には4時間半程度の睡眠は必須だといわれています。
ただし、これは休日に7時間程度眠って疲れを取り除くことを前提条件とした、
必要最低限の睡眠時間とのこと。
もちろん、人間は寝だめはできないので、
毎日コンスタントに睡眠を取るに越したことはないはずですね。
また、充分な睡眠が必要なのは、集中力や認識力のためだけではありません。
記憶力アップにも欠かせないもの。
しっかり寝ると記憶の効率がよくなるのは、
疲労が回復するせいだと思われていましたが、
最近では他の発表もありました。
ある画像を覚える訓練を行ってから寝ると、
その訓練で使われていたのと同じ脳の領域が、
眠ってから活性化することが確認されたそうです。
つまり、脳は寝ている間に、自主的に反復練習をしているのですね。
よく、身体は休んでいるときに作られるといいますが、
脳も同じ。トレーニングと休憩はセットだということですね。
私も最近、早寝早起きを心がけています。
体内時計がしっかりしてきたのか、
体調が良いような・・・気がします(^^)
つい最近、友人との会話で記憶が飛んでいるようなことが明らかに・・・
記憶力も回復するといいんですが・・・(^^;