政府は、重要政策の一つとして「働き方改革の実現」を掲げており、「働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。(首相官邸ホームページより)」としています。その上で、名目GDPを2020年頃を目途に600兆円にアップさせる目標を設定しました。2018年度実績が550.4兆円ですから、およそ9%アップです。来年70歳の私に、「もっと食べて消費を増やせ、もっと遊べ、病気になって医療費を使え」と言っているように感じますが、それは無理というものですよ。人口は減少、高齢化率はますます上がり、消費能力は低下する一方の今の時代に、仕事量を増やし、生産性をより上げていく政策目標が成り立つのでしょうか。大衆迎合政策の残業時間上限規制、有給休暇取得義務化、割増賃金猶予措置廃止、非正規雇用の処遇改善(同一労働同一賃金)などでカムフラージュしても「衣の下の鎧」は見え見えです。どこまで成功するのでしょうか。

 

 企業は国のしばりを考えずに成長出来るため、資本主義社会で前年度比マイナスの経営計画を作成することはまずありません。しかし、国はキャパシティを越えると、移民を受け入れたり、戦争をして領土を広げる以外に拡大の方法がないことは、古今東西の事例が証明しています。中世以前は、農業を基軸に経済を運営する農本主義で社会が機能してきたことは周知の事実ですが、産業革命以降、資本家と労働者が分離した製造業が社会を運営する時代になり、その後情報化社会、金融資本主義が主流となって今に至ります。現在日本は、働く人の90%以上がサラリーマンという不思議な社会で、資本家のみなさんは、産業資本主義を金融資本主義へと一般市民に見えにくい形で徐々に変換、お金に働いてもらう社会に変わりつつあります。私は、保証人制度は人的担保法で奴隷制度の延長だと考えていますが、日本で保証人になっている人、保証人を依頼されている人は成人のほとんど全て、連帯保証人になっている人はなんと2,000万人超、自己破産者が年間20万人ほどいるといわれています。しかし、上場企業の役員は、自らが経営に関与する事業の連帯保証人にはなれないというどこまでも強者に優しい恵まれたルールになっています。不思議ですね。

 

 先日、とある会で面白いことを聞きました。納得しやすい腑に落ちる話で、それを聞いて私は毎日少しでも守ろうと努めています。それは、「1、10、100、1000、1万の法則」です。まず1万です。毎日1万歩を歩くことです。それもダラダラではなくテキパキと背中を伸ばして毎日1万歩歩きましょう。次に1000です。毎日1000文字書きましょう。読むのではなく書くことで脳の老化を防ぎ、仕事も生活も効率が良くなり、書くために勉強もするようになります。次は100です。1日に100回深呼吸しましょう。胸式呼吸ではなく、腹式呼吸ですね。言うまでもなく、深呼吸することで不随意筋の活動力が増し、体内に酸素を充満させ、老廃物を排出、身体が活性化しますね。次に10です。1日10回腹の底から笑いましょう。心が楽になり、未来に明るい希望が持てるようになります。明るい人にはそれに見合った人が寄ってきます。最後に1です。1日が終わり、寝るときに1度自分を褒めてあげましょう。人は褒められると自分の行いが自信になります。他人に褒められなくても、自分が自分を褒めると褒められた時と同じような効果があるといいます。立ち居振る舞いも変わり、言動も変わり、数年経つと見違えるような人物になるといいます。私も見習いますが、一人ではもったいないので、みなさんも是非実践してみてください。