私の印象 ② CANONとNIKONおきな | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

私がカメラに興味を持ち始めた頃、カメラショーのカタログを見たらキャノンは多くのカメラを揃えていてニコンは種類が限られていました。それ以前の距離計連動カメラの時代から、キャノンは多くの種類を揃えてモデルチェンジが早いのが特徴でした。これは最新の技術を取り入れたカメラをタイムリーに発売するという、一般の人には良いアピールだったかもしれません。ただカメラファンにとっては今買ってもすぐにカタログ落ちしてしまうのではという心配があり、新型が出てしまうと自分の持っているカメラが古いモデルという引け目も感じてしまう心配がありました。マイナーチェンジをしても大きく取り上げて宣伝する印象がありました。それに対してニコンは機種を限定してモデルチェンジも滅多にしないので、欲しいと思った人がじっくりお金を貯めて購入しても新型が出る心配がないので買った時の喜びとモデルチェンジのない安心が持つ人には大きな誇りにもなっていました。キャノンのようなモデルチェンジの多いカメラは、一度カメラ店で勧められて買ったらずっと使い続けるファミリーカメラとしては問題ありませんが、自分が欲しかった最新式のカメラを長く愛用したい人にはちょっと不満の残る選択でした。私はもともとキャノンが好きだったのですが、あまりのモデルチェンジに早さに躊躇してしまいニコンに切り替えてしまいました。同じカメラを作り続けてくれると、そのカメラはいつまでもメーカーのフラッグシップとしてメンテナンスなどが続けられていきます。愛用者としては安心して使い続けることができるわけです。キャノンはフラッグシップのF-1に辿り着くまでに9〜10機種出しています。それに対してニコンはFが初めての一眼レフです。ここがこの2社の商売の違いです。モデルチェンジの多いキャノン、じっくり作り続けるニコンというのが私の印象です。