前回までは795の話を書きました~

 

 

 

というわけで、今回からは 785 です。 HUEZ。

 

純血のクライミングバイク、 サイクリストにとって最良のパートナーとして高い評価を受け続けるLOOK 785 HUEZ。 最新モデルはついにケーブル内装となり、タイヤクリアランス含めて現代的に再定義されました。 これまでRSとノーマルに分かれていた分類は、現時点ではRSの冠がつかないラインナップになっています。その真意はわかりませんが、個人的には 765オプティマム2 のエンデュランス性の再定義を考えると 785 がラインナップを分派しないのもわからないこともないなって感じました。

 

 

試乗車はアルテグラ12SにデュラホイールのC36 タイヤはピレリで、自分にとっても把握しやすい王道なアッセンブルでお借りできました。

 

乗ってみると、いや、もうほんとにね、最高です。

 

こういう気持ちになりたくて乗ってんだよなって、、、気持ち良ょしゅぎゅりゅ、、、、(語彙w) 品質の良いカーボンを適切に、うまく狙って作り上げると、こう、、、どこも尖らずに、どこも過不足なく、全体が最高になるんだよなっていう 圧倒的感謝!! (カイジかなw)

 

軽い!とか 硬い!とか 反応が素早い!とか 伸びる!とかよりも、真っ先に 「あ、これずっと乗ってられる、、、、」ってなりましたね。もっと硬く感じるのかとも思ったけど、全然そういうエッジな感じじゃないな~ これは、メディアのインプレとかでないときに貸してもらって良かったな~ 語彙力、仕事しないわ~ しゅごぃ!しゅごしゅぎりゅ~~!! ( ゚∀゚)っ

 

 

さて、ちょっと、真面目に歴代HUEZを振り返りつつ、ちゃんと書くか、、、

 

キャリパーブレーキのHUEZ RSは、僕にとっては俊敏さが先に際立ち、坂道をしっかり自分の身体の真ん中で把握しながら前に前に行ってくれるバイク。ZEDクランクモデルは自分にはちょっと過ぎた剛性を感じはしましたが、ガンガン登っていく人にはアリだったとも思ってます。

 

SUPERSIX EVOとも BMC SLRとも違うけど より自転車で坂道を登ることへの純度の高い感じ。そして、登ればダウンヒルもあるわけで、ダウンヒルコントロールに一切の弱点が無いところが最高でした。どうしてLOOKがこんなトラディショナルなバイクを出してきたのか、メディアも一瞬首を傾げたと言われたけど、市場に出てからサイクリストがその純血さを愛したわけですからね。

 

”思ったとおりに向きが変わる” っていうことが、ロードバイクフレームのなかではじつは当たり前ではないんですよ。けっこう、そのために工夫や妥協を重ねながら、あるユーザーのためのバイクを組むものなので。そのポイントにおいて、LOOKのなかでもコックピット周りが扱いやすいバイクは本当にビタッと仕上がる。専用コックピットが悪いわけでなくて、でも微調整やパーツ構成が自由であるほどにホビーライダーには着地点が見つかりやすいですからね。

 

 

そしてディスクブレーキモデルが登場して、リアバックの設計数値が変化したけど、これがある意味で扱いやすさ、乗りやすさを向上させたと思います。登坂のタイムアタックでは軽さと、もがいた時の反応でキャリパーに強みがあるけど、ディスクのHUEZはより高剛性なホイールセットをあわせても、跳ね返すことなく安定してくれる強みを得たように感じます。

ケーブルラインがステム周辺で内装ではない代わりにパーツ構成やセッティングの自由度が高く、まだまだ出揃わない状況の内装ハンドルとかを回避してくれてたのは、時代と合ってたと思います。

 

サイズ問わず、足回りのパスが長いのに、真ん中に自分がちゃんと収まって踏んでいける感じは秀逸そのもの。RSではないノーマルモデルも重ったるい感じはまったく出なくて、しなりとその戻りの反応には一歩譲る感じはあるけど、十分すぎるくらい良質さを感じさせてくれます。

 

で、最新作 TOKENシステムを用いた内蔵方式でコックピットをスッキリさせているけど、標準ステムではステム下に配線されるストレスの少ない方式。これに伴って、ヘッド周辺のボリュームは大型化しています。

 

ボトムブラケットもT47になっているし、タイヤクリアランスも32ミリまで対応。

ここまで仕様が変わっても、HUEZはHUEZたり得るのかってところが気になるでしょうけど、安心してください。HUEZですよ!

 

もともと、HUEZはBBシェル内部に芯を入れていたり、ヘッドパーツのベアリング配置やクラウン周辺剛性とか、、、”こんなん組んだら買った人もそうそう気づかんやろっ”ってところまで、徹底して作り込まれているバイクなんですね。 軽くするためにいろいろ削りました、とかじゃないんですよ。

 

ヒルクライムをするには山までの道筋もある、平坦だったり、風も吹いてる。登れば、ダウンヒルが待ってる。下りきったら、またそれを繰り返したくなるような、サイクリングの醍醐味にどこまでピュアに応えるかっていう姿勢=愛があるバイクなんすよ。

 

だから、最新のHUEZ2で UCIルールをブレークするってのは正直簡単ではないし、そこを狙っていったらフレーム980グラム、フォーク390グラムにはならない。(各参考値/無塗装)

でも、いろいろ走って、成功と失敗を共に歩むバイクフレームとして、こんなに品が良くて、同時に頼もしいバイクフレームはそうそう無いと思います。

 

 

 

だってこれ、塗装後1000グラムオーバーのフレームの感触じゃないもん!まぢで!自転車ってホントにすごいよね~(語彙力w) お休みとお金と広い倉庫が欲しい!全部好き!(何言ってんだ、こいつw)

 

 

とまぁ、長くなりましたけど、短くする工夫を放棄したブログだから、もうちょっと次回に続きますwww

 

つづく。。。。