遅延しまくっていましたが入荷開始となりました。御予約のお客様には入荷後、順に御連絡させていただきます。完成車組み立てもご相談ください。ただ、割安なのはメーカー完成車であってバラから組むときにはどうやっても割高になるケースが多いことを先にご理解ください。そのかわり、最初からポジションや目的のアッセンブルが出来るわけなので。

 

 

UCI認定を取得していることで公認レース出場を検討しているレーサーの方にも使用できるアルミフレームです。Di2などにも対応するようにフレーム小物が、完成車設定と違って改変されています。

 

御予約のお客様の最初の一台を作業しましたが、、、

 

①機械式シフトでもきちんと配線すればスッキリした状態でダウンチューブにケーブルが格納される。ただし、BBシェル下までフルアウターなので重量は少し増す (あんまり気にしないでいいというか、そこ気にするくらい軽量化優先ならハナシ変わると思います)

 

サンプル品の画像とはケーブル処理変わってます。

 

②リアのブレーキラインはダウンチューブ内装からBBシェル手前で外出し/ホルダー2箇所にタイラップ固定になる ≒ 機械式ディスクブレーキでも配線のカーブが緩い状態で仕上げられるので取り回し良さそう。引きも軽く出来そうですね。

 

③スルーアクスル別売 わかってたから用意しておいたけど、なんでスルーアクスル別売なんだって言われそうだなぁってなんとなく思ったっす。推奨スルーアクスルについても商品情報に書いてありんす。安くてしっかりしているDAVOSのスルーは使えるけど長いです。あとキャリア取り付けのためにネジあるのでヘックスレンチがかかり浅いです。それ以上の話はご購入のお客様には僕から説明します。

 

④ディスクブレーキ台座の仕上げは普通に良くないです。バリがすごい個体もあるなって感じ。普通に良くないと書いたのは、それが普通だからです。フロントフォークの台座は取付面より塗膜の厚みのほうが上です。が、それもよくあることです。完成車の通常入荷にはわりとよくある状況なので普通です。ここが仕上がってるから、イコールいいフレームってわけじゃないです。どうせ作業するし。

 

僕にとっては何でもいいですが、例えば学生レーサーさんが自力で組もうとしたときには差異が出るところなんで留意してください。他店購入お持ち込み品の刃物作業は申し訳ございませんが受付してませんので予めご了承ください。

 

⑤フレーム重量は塗装込みで465サイズが1540グラムでした。 カタログ値1460グラムより80グラム増しって感じです。フロントフォークはコラム未カットで440グラム。(ちょっと重量は塗装で個体差があるかなって感じ、1520gだったり。まぁ、塗装個体差はそんなもんです。軽い塗装のフレームを選ばせてくれみたいなのはお断りしてます。)

 

⑥タイヤクリアランスはリム次第だけど、、、30Cかなぁ、、、リム細身なら32cいけるか。という感じです。

 

 

ストラウスシリーズは完成車含めて全部がフロントフォークがカッチリしていて剛性が高く、わかりやすい挙動にまとめられています。 世の中はタイヤクリアランスを広げるトレンドなわけですが、剛性と振動吸収性と重量いじらずに、同じコストでクリアランス広げるのは、、、無理です。特にコストが。

 

対応タイヤサイズの変更は全体バランスの再構築になるだろうし、アルミフレームで軽く、価格も抑えつつ、クリアランス広げるのってそんなに簡単ではないんですよ。

そういう視点から見ると、できること出来ないことの取捨選択をうまく出来ているこういうフレームは好きです。

 

スッと入力した感触が前に出る感じはハッキリしていて、楽しいし、いい感じにレーシーです。ただ、リアの突き上げはアルミフレームなりにあるので、良いタイヤ履くのがいいでしょう。

 

クリアランス32c以上でエアロで全内装なフレームがほしい方がこのフレームを求めるはずはないのですが、最初の一台目だけど特徴のあるバイクを組みたい方にはおすすめできます。ただ、価格を抑えて始めたい方は完成車の方選んでください。