先日追加発表されたビアンキのインフィニートXE

 

”カウンターヴェイル非搭載”という点で悩まれている方も多いようですが、、、

 

「カウンターヴェイル、なんで搭載されてないんですか!?」というご質問に関しては、「いや、カウンターヴェイル搭載されているほうは インフィニートCV なんですよ」としかお答えのしようがないのです。じゃあCVのほうがいいじゃんってことになると思いますが、価格差がありますわね。

 

インフィニートCVアルテグラ ¥520000+税

http://www.japan.bianchi.com/category.cgi?mode=category_detail&bik_Code_prm=JP20BR2502472A&big_code=01&mdl_code=02

 

インフィニートXE アルテグラ ¥348000+税

http://www.japan.bianchi.com/category.cgi?mode=category_detail&bik_Code_prm=JP20BR10302475H&big_code=01&mdl_code=02

 

画像はそれぞれイメージカットになります

 

 

同じコンセプトでありながら、CV非搭載の理由は、XEに使用するカーボングレードがCVより低グレードになる→乗り味全体がマイルドになるという点とコストダウンのためにCV非搭載という判断なのでしょう。ただ、完成車設定で18万くらいの値段差があるわけなので、カーボンホイールとかアルミのハイエンドホイール1セット分ですね。XEはただカウンターヴェイルが採用されていないだけじゃなくて、カーボングレードそのものも異なるはずです。

 

ビアンキとピナレロは特にそうなんですが、上位グレードになるとカーボングレードが上がることが明記されていたり、カウンターヴェイルの搭載非搭載で商品が棲み分けされているので、悩んじゃうというか、上位モデルでないとがっかりしちゃうんじゃないかを心配される人は多いですね。

 

いろいろなケースがありますけど、どっちもビシッとした開発コンセプトとメーカーの立ち位置を決めて、すごくスパンの長い開発をしているメーカーなので、まずは当初のご予算で決めて頂いていいと思います。

 

ビアンキに関しては、、、

 

CV(カウンターヴェイル) 高剛性/軽量/振動の収まりが早く、早い速度域でも挙動の安定が素早い/レースユースにも対応

 

非CV(カウンターヴェイルなし) ある応力に対しての変形量は同じレベルだが、重量がやや重くなる/振動の収まりはCV搭載よりゆったりするが、ペースを維持しながらのロングライドなどでのデメリットは少ない

 

僕はこう感じることが多いですね。剛性感って言葉がついつい使いやすいんですけど、カーボンフレームの剛性コントロールって基本的には変形量を上位下位で大きく変動させないことが多いです。変わるのは、戻りの速さというか変形スピードの部分です。

 

速度変化が激しく、ペダリングにかかるトルクの変化も激しい場合は、変形量以上に変形スピードというか俊敏に軸が戻るか否かも重要な要素になります。剛性感の硬い柔らかいには、このフィーリングは無視できないのです。

 

シャキシャキした反応よりも全体的な振動吸収性の高さを求める人もいますし、

 

カチッとビシッとしたレーシーな剛性よりもトルクの掛けどころの広い、足に優しいフィーリングを求める人もいます。

 

仮に今回のブログのねたにしたインフィニートなら、カウンターヴェイル搭載のフレームがシャキッとしたインフィニートCV完成車を選ぶもよし、非搭載だけどホビーライダーのロングライドに最適なフィーリングでコストパフォーマンスもバランスの良いXEを選んで、後々ホイールのネジレ剛性の少ないカチッとした足回りにアップグレードして全体性能を引き出すも良しだと思います。可能性はたくさんあるのです。

 

52万円の完成車にしても、35万円の完成車を買って、後々ホイールを交換して52万円総額でかかるにしても、いちばん大事なのはユーザーさんが楽しく走って、愛車を深く理解しながら自分に合わせることだと思います。

 

自転車選びはフレーム選びやコンポーネント選びも重要ですが、走り出して”育てていく”という要素があると僕は思っています。部品が勝手にデュラエースに育つことはありませんが、バイク全体の仕上がりを良くすることと乗り手と機材が合っていく、マンマシンマッチングは私が一番大事に考えているポイントです。

 

それ以上に今回、一番はっきり書いておきたいのが、 初回発注受付期間に予約したほうがガッツリお買い得ですよ、ホントですよ。ということですねww

 

 

ここから書き足し(7月21日)

 

「インフィニートXEのアルテか105かどっちを買おうか悩んでいるんだけど?」というご質問が多いので僕なりの私見を。。。 5万円の差額がありますからね。

 

 

色違うところがスペック違いの箇所です。この色の違う部分の価格差だけを拾い上げると、、、4万円弱ぐらいの差。じゃあ5万円の差額ってぼったくりなんかい!?って思う人は気が短すぎですよ。海外メーカー、今は結構105のほうを戦略価格的に下げていることが多いです。むしろ、ここは105仕様が大幅に抑えられてるって見るべき。あとKMCのEPTチェーンは錆びにくいから隠れておすすめw

 

サイクルヨーロッパに聞いたわけじゃないけど、まぁ、他も似たようなもので、105モデルとアルテグラモデルの価格差が大きすぎるって指摘されたりすること増えたんですけど、大体が105のほうが戦略価格ですわね。だって、インフィニートXEの105仕様は30万円超えますって書いたら、「え?高くね?」って絶対80%ぐらいの人言うと思ふ。

 

フレームが最新の金型だろうが、ディスクブレーキのSTIレバーが単体で4万円以上することなんて、みんな最初は気が付かないものです。カーボンなのか、105なのかまでが最初の興味で良いんです。そっから先は、深夜までオーバーホール作業して、そこから息抜きに各メーカーのスペックシートをエクセルにコピペして、ニヨニヨしながら価格差計算してたら朝4時になっているような変態自転車店長の仕事なんだからw

 

というわけで、、、

 

1.御予算に問題なく、年間の走行距離が結構多くなりそう(ブルベに使うとか)という方

 

アルテグラモデルがおすすめです。部品の耐久性はきっちり価格に出るので。距離を乗るなら然るべき初期投資はあったほうがいいです。消耗してトラブル起きて、工賃かかって直すリスクを最初の金額で埋めるイメージ。アルテグラの油圧一式は通常流通で15万円弱するので、アルテ仕様の完成車は安いですよ。最新のフレームで、この仕様なら、抑えたな~って思います。

 

 

2.予算は105モデルだけどアルテグラモデル買ったほうがいいのか悩んでいる方

 

105モデルを最速で購入したほうがいいです。予算を超えて目移りしやすいのが自転車選びですが、油圧ディスクの制動力の差はグレード間では出にくいので必要十分な制動力も確保できます。そして足回りなどのスペックは共通だから、まずはスタートしたほうが楽しいです。

 

そして、可能であれば、購入月の翌月から毎月5000円を積立して、3年か4年経ったら、ビットコインに全額ぶっこんで外国為替にレバレッジ掛けて一気に増やしてオルトレ買おうぜじゃなくて、コンポ入れ替えたり、車体オーバーホールしつつホイールグレード上げたりしてもいいでしょう。4年間予算ためて新しいコンポへの入れ替えで追いつき追い越すってのもアリアリなルートですよ。

 

というわけです。インフィニートXEは当店にとっては2020年の主力商品になります。うちは入門車や低価格車を在庫で取り扱わない分は、取り扱うモデルには徹底して比較検討して扱います。それこそ、初心者のユーザーさんと同じ悩みを先回りして考えておきたいと思っているくらいです。

 

あと○万円出せたら上のモデルがって考えちゃいますもんね。わかります。最初の一台として買うなら105、キャリパーブレーキロードからの乗り換えならアルテで考えてもいいでしょうね。