最近、歯医者に行ってます。ビビっています。なので毎回、「それ痛いスカ!?( ゚ ▽ ゚ ;)」と聞くのですが、痛かったら左手をあげて下さいと言われました。僕はダンディにこうこたえました。
「先生。その左手をあげる練習を先に今やっていいすか!?( ゚ ▽ ゚ )??」
その日は左手あげる練習しても歯医者さんはみんな優しかったのに、店に戻ってきてその話ししたら「ぷっ!だせえ!」みたいな反応をスタッフがするので、以後の治療中は腹の上で両手を組んで耐えています。
本題です。マキシスのレリックスが大量再入荷しました。今はまだ当店で局地的に売れている状態なのかもしれませんが、一度使った方がこういうタイヤを求めてる人に口コミで勧めてくださっているようでありがたい売れ行きです。
https://ameblo.jp/fortunebike/entry-12263875716.html
特価も延長継続して販売します。
以下余談 ↓
MAXXISってMTBのタイヤブランドなんじゃないの?
って思っている方も多いと思いますが、
まずMTBジャンルにおいては、ここ数年、不動のトップブランドです。もちろんタイヤに好き嫌いはそれぞれあるものですが、オリンピック金メダル、ワールドカップ 世界中のオフロードレーシングにおいて確固たる地位を築き上げています。
画像は台北ショーで展示されていたMTB絶対王者ニノ・シューターのバイクです。リオオリンピックで金メダルを獲得する前、27.5バイクのデュガスト・チューブラータイヤからマキシスに切り替えた時期のホイールセットだと思われます。スポンサーマークは雑に消されていますが、このホイールセットが投入されたときのニノはデュガストとの契約中だったからでしょう。27.5サイズのデュガスト・レーシングタイヤの素晴らしさは他に類を見ないものですが、急激に高速化するXCシーンに対応すること、そしてド級のスピードで29erバイクをコントロールする際に高い剛性を求めた結果、スポンサー外のMAXXISを選んだわけです。(既にMAXXISと契約済みなので現在は普通にロゴ出てますw)
では、なぜMTBジャンルでMAXXISがチョイスされるのか。
しなやかさでは前述のデュガストなど、より秀でたモデルが存在しています。軽量さではシュワルベが軽いかもしれません。コンチネンタルやミシュランにも絶対的に支持されるモデルがあります。
マキシスの真骨頂は、パターンとそのパターンを活かすための全体構造、そして多彩な製造技術にあると思います。
噂によるとニノ・シューターのタイヤは市販では利用されていない構造 (耐久性より軽さとしなやかさを優先しているらしく、持ちが悪いとか。一般人が使うと小銭ばらまいて走るレベル?) らしいのですが、そういったものを 自社で作れる強み があるわけです。
と、ここまでMTBの話ばかりでしたので、ロード派の人はピンとこなかったと思いますw
「だって、パターンとかあんまり関係ないし~」と思う人もいるかもしれません。確かに浅い筋彫りくらいのパターンは視覚効果レベルの気休めだったりすることも多いです。でも、マキシスRELIXのパターンは好き嫌いは別として、体感できるパターンです。
フレームの高剛性化、振動吸収性の向上、ワイドリムの台頭がロードタイヤへの要求条件を変えた?
近年のロードバイクの進歩は言うまでもありませんが、フレームの性能が上がったら、ホイールやタイヤの性能は低いままでもOKなのかといえば、もちろんそうではありません。
連続して動作する道具は、特定部位の性能がイコール全体性能ではなく、ボトルネックとなる弱い部分があると全体性能は引き下げられます。 また、全体性能の向上を発揮するためには、物理現象の作動点の影響が大きいわけです。 自転車で言えば、路面と接触している唯一部位はタイヤでそこから前に進むというアクションが生まれます。だからこそ重要だといえます。
よりよく進むバイクが次々に生まれる中で、その性能を安定して発揮するためのタイヤが必要とされ、その要求内容も10年前とは様変わりしていることにもより注目されるべきでしょう。
そういった環境変化の中で光り始めたのが、もともとオフロードジャンルで高い要求をこなしてきたマキシスだと思います。ハッキリと効果を発揮するタイヤパターン、デュアルコンパウンド/トリプルコンパウンドを高精度に配置できる製造力は ワイドリム時代になって光り始めた感があります。
非常に多くのブランドが高い信頼を寄せてマキシスのOEM製造ラインを利用しますが、これは製造品質の安定度においてアドバンテージがあるからです。
まぁ、ちょっと褒めすぎなんじゃないかと思いますがw この数ヶ月、当店独自でテストをお願いしていた方々のシーズンも終盤に差し掛かり、感想が集まって来たこともあります。
それぞれの感想は様々ですが、レリックスに関しては総じて、、、、
「レーシングタイヤのトップクラスとして、選択肢のトップ5に入る」
「薦められてなかったら使ってなかったけど、使ったあとに思うのは1セット追加で買い足すってこと」
「空気圧設定は店長に言われたとおり難しい気もするけど、雨では今までで一番信頼できた。」
「雨の日の水しぶきが明らかにすごい多い」 ←コレけっこうみんな言ってましたw
との感想を頂いています。
問題点もありまして、メーカーの推奨空気圧が絶対違っていると思う(もっと低いところが美味しい空気圧だった)とか、今まで使ってきたレース用タイヤ以上にサイドグリップが高くて慣れが必要だったとか、いろいろな意見があります。
僕個人の感想ですが、、、、
転がり抵抗では グランプリ4000S2には負けているし、 軽量さと安定感のバランスではパナレーサーの新モデルであるジラーが勝っています。
しっとりと落ち着いた感触と必要な芯のある感じはグラフェン採用のビットリアコルサは最強だし、全方向的に欠点の無い脅威のバランスではユッチンソンFUSION5は盤石です。ユッチンソンOEMのMAVICも同様でおまけタイヤとは言わせないレベルの高さです。
IRCアスピーテも縦横の切り替えが使いやすい変化だし、シュワルベはONEになってからサイドグリップの把握が向上しGP4000に感触が近くなったように思います。
そんなこんながありながらも、レリックスは、そういったトップグループに確実に食い込んだと思っています。 マキシスが仮想ライバルとしているのは恐らくはコンチネンタルでしょう。(一応、おそらくはと書いておく) そして現時点での転がり抵抗の軽さで追いついていないことも把握しています。しかし、だからこそ自社の強みを出して勝負しようとしています。
面白いポジションまで上がってきたブランドだと思いますよ♪
ちなみに全然関係ないんですが、マキシスのDTHというダートジャンプ用のタイヤをお買い物自転車に装着したんですが、、、見た目はお気に入りなんですけど、喰い付き良すぎてシティライドでは失速しまくります。これは完全に僕のチョイスミス。こんだけ食いつくなら、ハードパックのオフロード本気でイケるわ!!って思いますが、スーパーと店と自宅の移動では過剰グリップでした。スキンサイドが履きたかっただけなの~泣( ̄□ ̄ )