$無駄に生きるな!熱く死ね!!


 DOMANEでごじゃいます。TREKが満を持してリリースした最新のカーボントップモデルでごじゃいます。

 TREKさんが「乗ってもいないのに発売日のブログが的確すぎてウケたので、モノホン持って来ました!」ということで試乗させて頂きました。日本中のショップさんが絶賛テスト中だと思います。

 システム的な話は、公式サイトや発売時のブログのほうでお願いしちゃいますw

  3月30日ブログ 新型TREK見参! その名は、DOMANE!!ドマーネ!!

 感じたことをそのまま書いちゃいます。まぁ、いつもそうですが、ボクは競技者目線での良し悪しを的確に判断するほどの脚力がありません。

 あれ?知ってた?おれも知ってる。泣いてもいいですか?(TωT)

 高いペダリングトルクをかけた時などの挙動は、専門誌のインプレのほうが適切だと思うことも多いです。そのぶん、テストする自転車の「良いところ」を感じること、その感じたことに自分なりに理論付けして、自分のなかで論理破綻がないようにしています。

 乗っていて、なんで?ってわかんなくなったところは、関係者に確認したりしています。 あと、関係者が見ていないところで「おまえそんなところ走んな!」って言いたくなるようなところも走るときもあります。ふふふ。



 まず踏み出し。

 マドンと比較するのが本来間違っているんですが、最初の1踏み目は軽くないです。3踏み目は軽い!

 踏み出しが軽いとは言えないな~って最初は思いました。正直、「あれ?こういう感じでスタートするんだ。」って。

 でも考えてみれば、とんでもなく大きなBBドロップなんですよね。だって、BBドロップ80ミリですもん。(同サイズのマドンは70ミリ)
 すごいのは、そのままモニョモニョ加速するんではなくて、トントントーンってちゃんと乗るわけです。この設計で成立させるためには間違いなく高い剛性が必要なわけで、「マドン以上に剛性を高めたフレーム下部」の理由が乗り出して、10秒でわかりました。

 そして、そこから伸びる伸びる!ヘタレ錦のペダリングスキルからしたら最適なんじゃない??これ!?ってくらい伸びる! そんなに体使って踏んではイケないのですが、バイクを振るとグイングインとキますょ!

 形状の異なるフロントフォークも爪先でいなす感じはギャップを越えた時に感じますが、バイクを捻ったからといっておかしな動きにはまるでならないです。体重がある人が乗ったとしても、フォークが柔らかく感じるとかはないと思いますね。カーボンは積層の方向性で挙動を変化させられるから、見た目が細身だからそのまま動くとも限らないわけですしね。

 速度維持もそれだけにしやすいというか、一旦乗せてしまえば維持が楽な感じがあります。これは距離乗れるわ~って感じです。

 自分より早い人と走らなきゃいけない時には、選べるならDOMANEを選ぶと思います。鈴鹿とかならマドンだけど、タレないで走る時ってこういうバイクのほうが楽なのかもしれないな~やっぱりって感じです。(お前いつもタレるよな?とか言わないように)


 そして、DOMANEの最大機能でもあるISO-SPEEDですが、これ、、、東京でもありですよ!

 やっぱり「北ヨーロッパ向きでしょ?」と思われがちなんだそうです。でも振動ってどこ走ったってあるし、それをどれくらいのストレスとして感じるかって個人差が大きいとおもいます。

 ISO-SPEEDが最大でどれくらいの作用するのかを知るために、店で待つ担当者さんが追いかけてこれないくらい離れてから(ぶっちゃけ1駅分www)、段差をバシバシ降りたり、タイヤに気をつけながら、ちょっとした階段降りもしてみました。

 普通なら来るはずの振動や突き上げが、「カショ」「カショカショ」みたいな音と共に消えます。これは表現が難しいけど、ボクには「カショカショ消えます」というふうに感じました。この音を聞くためにわざと大きく動かしましたが、そのあと一般道で走り直してみると、けっこう路肩とかいろいろと振動発生するところってあるんだな~と再確認。

 それとISO-SPEEDが作用していても、ペダリングロスにつながるような挙動は全然ありません。フルサスとちがって軸間距離が動くようなシステムではないですから。

 ISO-SPEEDは東京でも作用するのです。

 ちなみに、北ヨーロッパがうんぬんに関しては、個人的経験からするとベルギー行ってみたときに「あ~やわらかい自転車ほし~」とか絶対思わないですよ!進まないと疲れるだけですもん。姿勢とか挙動もコントロール出来ないし。ボクみたいなヘタレ足でもそう思うんだから乗れる人は尚更だと思います。

 疲れるとついどかっと座っちゃって、それが余計に振動を拾って、さらに疲れて、、、みたいな悪循環をいきなりシステムが補完してくれる感じすらします。


 とまぁ、大絶賛しましたが、ここまで感じた素晴らしい機能は、ノーマルなロードバイクのライディングフィールとは全く異なる安定性の元に成り立っているとも言えます。良し悪しではなく、乗っているフィーリングが全然ちがうのです。剛性や反応性はレーシングバイクのそれですが、あまりにも新しい乗り味だとボクは思います。

 ただ、その乗り味がドンピシャハマる人って、ぜったい多いと思うんですよね。僕自身も今後の商談で気をつけるようにしたいのは、ISO-SPEEDとかのシステムだけに特化して考えずにDOMANEという新しい自転車を見ること、お伝えすることだな~ということです。


 その他感じたこと

 ○ これ、剛性のものすごい高いホイールセットと組み合わせたら、さらに恩恵あるんじゃないなかな~と思いました。ポジション的にもコンフォート的に乗ってしまった時間が長かったので。

 ○ ハンドルに関しては、ここは好みがわかれると思います。ロングライドではボクもGEL材とか巻き込んでハンドル処理するのですが、手元はもっとカッチリさせたい人も多いはず。まぁ、ぐにゃぐにゃやわらかいわけでは無いのですがw

 ○ とにかくふらつかない!これは最大のメリット。カーボンフレームとしての進化の枝葉に、「剛性を上げて、BBを下げる」という項目は定着するように思います。まぁ、あくまで一部分だけをフォーカスした話になっちゃいますがw でもDOMANEの安定性は、デメリットに感じる人いないでしょう。

 ○ これ、ダウングレードすんの楽じゃないだろうな~と思いました。だって、BB付近の剛性感下がったら反応性かな~り変わるでしょ?低価格化できるのかな? と走りながら考えましたw

 ○ 100グラム重いのは、まぁべつにいいかな?軽いともっといいけど足かせにはならないでしょう。

 ○ サイズが500からなのはISO-SPEEDの都合もあるんでしょうが、世界中からWSD化も期待されるだろうなぁ。



 いやホントにいいバイクですし、「新しい」バイクですよ! TREK DOMANE !