求人倍率こそまだまだ1倍には届かない状況下(厚労省)で、まだまだ転職者にとっては仕事探しは厳しいと全体的には言えると思います。転職活動をしている人にとっては決して明るい状況とは言えません。でも、少し前に比べれば大分求人情報は増えてきましたよね。ですが、私は求人広告の代理店を営んでいますが、いい人が欲しい、数が欲しい・・・などと、採用したい!という企業様からのお声がぞくぞくと届いてきているのも事実です。有料求人広告に出る案件というのは大概①採用人数が大規模である②マネジャクラス以上のハイスペック求人である③いわゆる不人気業界・職種である④伸び盛りの業種である・・・のいずれかだと感じます。求人倍率2倍、職種によっては4倍超えの職種群も目立つようになってきたのも事実です。この秋に運営10年の大手転職サイトでは、掲載社数が過去最高を記録したようです。また、被災地に目を向けてみても、東北エリアでの求人案件が増加傾向であることも確認してちょっと安堵します、がしかし中身はまだまだ案件ミスマッチにより現地の人の立場に立つととっても良い状況に転じたとは言えないのが現状のようです。『今日を生き抜く』ために日々頑張っている同じ日本人がいるということは絶対に忘れてはいけないことでもあります。経済成長率は2011-2015年で年平均0.4%、2016-2020年では0.6%と発表されています。(政府)。一方で、人口は少子高齢化を問題視されてから21年が経過。実は、少子化を推進したのは1974年に政府が指示した経緯があります。当時2.05人だった出生率を1990年に1.57人まで減少させました。と思ったら、今度は少子化を問題視し、経済成長のために出生率を上げようと政府が動きを変えたのです。2005年の1.26人を底に実は2010年には1.39人まで上昇しています。このまま、きっと20年は出生率が上昇すると予想されています。これからは、少子高齢化を問題視することではなく、経済低成長→人口減少→サービス業中心の社会で雇用形態・勤務先・年齢に関わらずすべての働く人が主役になるというような成熟型パラダイムシフトになっていく、その過程を楽しみ、熟成させていくことが大切だということです。日本の大手企業の75%がグローバル人材を獲得したいというデータもあります。私たちが暮らすこの日本は、「震災復興社会」「少子化社会」「高齢化社会」「女性の働き方」「結婚観」「グローバル化」「ゆとり世代」「脱ゆとり世代」「リーマンショック後の景気後退」「円高」など様々な要素が複雑に絡み合って、一体どんな方向に進んでいくのか本当に予想もしずらい環境だとつくづく感じる今日この頃です。