邪を払うと書いて「じゃばら」。
名前の由来は、鬼も逃げ出すほどの酸っぱさから「邪気を払う」という意味からだそうです。
最近は「春の花粉症対策」としてサプリやドリンク、飴などが販売されています。
和歌山県北山村で自生していたじゃばらは、江戸時代から分布していた柚子と九年母、紀州みかんなどの自然交配種で、世界にもこの土地にしか自生していない香酸柑橘だとわかりました。
じゃばらにはフラボノイド成分のひとつであるナリルチンが他の柑橘類と比べてとても多く含まれていることが明らかになり、この成分が花粉症やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などのI型アレルギーの症状を緩和する効果があると言われています。
▪️材料
じゃばら(皮) 小4〜6個(250gくらい)
じゃばら(果汁) 個数分
グラニュー糖 皮の重量の60%
水 1L
はちみつ 大さじ1〜3
▪️作り方
(1)じゃばらを塩(分量外)でよく擦り洗いして、たっぷりの熱湯で1〜2分茹でる。
※ 苦味が苦手な人は(3)で皮を薄切りにして計量してから茹で、数回茹でこぼしを繰り返すと苦味が緩和されます。
(2)水気をよく拭き取り、横半分に切って果汁を絞る。
力を入れ過ぎないように注意!
(3)ヘタや内側に残った薄皮、種を取り除き、極薄く千切りにする。
(4)皮を計量して、その60%のグラニュー糖を準備する。
(5)鍋にじゃばらの皮と水、お茶パックに詰めた薄皮と種を入れて中火にかける。
(6)沸騰してきたら火を弱め、お茶パックを取り出す。
グラニュー糖を加えてアクを取りながら皮が透き通るくらいまでコトコト煮込む。
(7)皮が柔らかくなったら果汁とはちみつを加え、とろみがついて半量になるくらいまで煮詰めて完成 ♪
ジャムとしてパンやヨーグルトに、お湯割りやソーダ割りしてドリンクにご活用ください。

