【大雪の薬膳 葱鼓湯とねぎ味噌湯】


ねぎは「温性/辛味「で身体を温めて発汗させる働きがあり、

味噌は「寒性/鹹味(かんみ:塩味)」で身体の熱をとるので発熱時に良く、

豆鼓(とうち)は「寒性/鹹味」でカゼの初期の発熱に効果的です。

 

 

●葱鼓湯(そうしとう)

 


 

葱鼓湯は葱白(そうはく)と淡豆鼓(たんずし)で構成されています。

葱白はネギの白い部分、淡豆鼓は大豆または黒豆に塩を加えて発酵させたものです。

中国の調味料、豆鼓(とうち)と言えばわかりやすいでしょうか。

どちらも発汗作用があるので、ゾクゾクとした寒気と軽い発熱があるものを改善します。

 

葱鼓湯は刻んだ葱白と豆鼓を煮るだけなのですが、ご家庭では生姜のスライスと鶏ガラスープの素、紹興酒を加えて作るとおいしくいただけます。

 

 

 

●ねぎ味噌湯

 


【材料】(作りやすい分量)

 

長ねぎの青い部分 2本分

ごま油      小さじ1

(調味料)

生姜のすりおろし 小さじ1

味噌       大さじ3

砂糖       大さじ1(甘めが好みであれば大さじ2に)

みりん      大さじ1

酒        大さじ2

醤油       少々

 

 

【作り方】

 

(1)フライパンを熱してごま油をひき、みじん切りにしたねぎを加えて炒める。

(2)調味料はすべて合わせておき、ねぎがしんなりしたところに加える。

(3)こがさないようにへらで混ぜながら、水気がなくなるまで煮詰める。