今年は昨日まで夏日でしたが、週末には平年並みの気温が見込まれます。
夏の疲れが今頃になって出てくることもあるので、身体を休めるほっこりとした時間を確保したいものですね。
【林檎と生姜の甘酒】
甘酒は気力を補い、潤す働きがあり、体力の回復や血行の改善によい飲み物です。
生姜は身体を温めるので、冷えによるトラブルや、食欲不振の時などにもおすすめの食材です。
「林檎」はに五臓の肺(呼吸器全般・水分代謝の機能)を潤すので、喉の乾燥による空咳におすすめです。
また腸のトラブル、消化不良が気になる方は食生活に取り入れましょう。
「黒糖」は脾(胃腸の消化機能・栄養吸収に関わる働き)を補い、血を巡らせる働きがあります。
体が疲れやすく、冷えを感じる方におすすめの甘味料です。
■材料(2人分)
・甘酒 100cc
・林檎 1/2個
・生姜 厚さ3mm程度を1片
・黒糖 ティースプーンに1杯程度
・水 100cc前後
■作り方
1.リンゴの皮を剥き、一口大に切る。
2.ミキサーに、甘酒、リンゴ、生姜を入れて形がなくなるまで撹拌する。
3.鍋に2で混ぜた物を移し、黒糖を入れて弱火で温め、黒糖がとけたら器に盛る。
※甘酒はメーカーで濃さや甘味が違います。100ccを目安として、水で甘さやとろみを調整しましょう。
気軽に楽しむ【秋の養生茶】
「紅茶」は体を温め、余分な水分を排出し、また喉の渇きを潤す働きがあります。
寒さを感じ、鼻水が出るときの手軽なケアとして活用できるお茶の1つです。
「ナツメ(大棗:たいそう)」は気血を補い、体の乾燥を防ぎ、体力の回復に役立ちます。
また、胃腸の調子を整えて心の緊張を和らげる働きもあるので、ストレスを感じる方にもおすすめです。
手軽に使えて美味しい「枸杞の実」は、気血を補い、肺を潤す働きがあります。
滋養が大切になるこの季節に、ぜひ取り入れて頂きたい食薬の1つです。
■ 材料
紅茶 3g(ティーパックでも)
ナツメ 1個
枸杞の実 4〜5粒
■ 煎れ方
1. ナツメをスライスする。
2. ポットなどに材料を入れ、沸騰したお湯を注ぎ、3~4分蒸らす。
3. カップに注ぐ
※ 枸杞の実はそのまま食べていただいても大丈夫です。
※ 茶葉について:渋みが苦手な方は、アッサムよりもダージンリやヌワラエリア、ディンブラなどがおすすめです。
※ お好みで温めた豆乳や牛乳を加えて、ミルクティーにしても♪


