旧暦の新年を迎えました。

 

2023年は「癸卯(みずのとう)」の年です。

「癸」は「物事の終わりと始まり」を意味する他、

「つぼみが花開く直前」という状態を表すと言われています。

 

「卯」はもともと「茂」という字が由来と云われ、草木が芽吹く「春の訪れ」を感じます。



また、「卯」という字の形が「門が開いている様子」を連想させることから「飛び出る」という意味があるそうです。

この2つの組み合わせである癸卯には、「これまでの努力が花開き、実り始める」という縁起の良さを感じます。

 

この3年間は新型コロナウイルスの感染拡大が私たちの生活に大きな影響を与え、職種によっては休業や廃業などを余儀なくされた方も多くいらしたことでしょう。

しかし、最近では少しずつ感染状況が好転し、コロナ禍からの回復の兆しが見え始めたようにも思えます。

5月には新型コロナウイルスも季節性インフルエンザと同様の扱いに変更される予定で進められていますね。

2023年はうさぎがピョン!と跳ねるように今までの数年間から大きく「飛躍」し、私たちの生活が「向上」する年になるように期待したいものです。

 


では、過去の卯年にはどんなことがあったでしょうか、少し振り返ってみましょう。

最近では1987年、1999年、2011年が卯年にあたります。

 

1987年:国鉄が民営化され、JRグループが発足・利根川進教授がノーベル医学・生理学賞を受賞

1999年:iモードサービス開始・日本最古の金銭とされる富本銭が見つかる

2011年:東日本大震災・なでしこジャパンがW杯で優勝・地上波デジタル放送へ完全移行

 

改めて時代の切り替わりを感じさせますね。

昨今の値上げばかりでなく、生活の質が上がることを願います。