その昔、中国の宮廷の貴族たちは「処暑の払い」として、蓮の葉に酒を注ぎ、茎を通してその酒を飲んで楽しみ、暑さを和らげていたそうです。
大きな蓮の葉と長い茎が象の鼻のようだったので、“象鼻杯(ぞうびはい)”という風習になりました。
日本にも伝わり、“蓮酒”として親しまれています。
京都・宇治の三室戸寺が有名ですね。
そして、この時期から徐々に秋の食材が店頭に出回るようになります。
うだるような暑さにさっぱりしたものばかりを食べてきた人には、そろそろ脂がのった“秋刀魚(サンマ)”は如何でしょう?
付け合せの大根おろしには、弱った胃腸を助ける働きがあります。

