日照時間の短い北欧では、昼間の最も長い夏至はとても大切な日です。



コロナ禍では難しいのかもしれませんが、フィンランドをはじめ北欧で行われる夏至祭は、通常は大勢の人が集まって美味しい料理を食べ、酒を酌み交わし、踊り明かすという国をあげてのとても賑やかなお祭りになります。

 


変わって日本では、三重県伊勢市にある二見興玉神社で太陽のエネルギーが最もあふれる夏至の日の出を浴びながら夫婦岩の前で厳かに行われる夏至祭があります。



こちらは北欧とは異なり禊(みそぎ)の祭典で、心身を清め、罪穢れを祓う浄化の儀式です。

 

この日、古く関東では焼き餅を神に供え、大阪ではタコを食べ、愛知ではいちじく田楽を食べるのだそうです。