「原村星まつり」で見つけた「おもちゃ」の報告がすっかり遅れてしましました(汗)。
今回は白くてスラリの長い。いかにも「天体望遠鏡~」って感じの機材です。
奥が
①「五藤光学マークX赤道儀 +8cmEDアポクロマート屈折望遠鏡(F12.5モデルと思われる)」
手前が
②「Nikon 8cm屈折天体望遠鏡(アクロマート)」
いずれも、70~80年代にかけての「名器中の名器!」らしいです。なんせ「五藤光学」、「Nikon(日本光学)」っていったら今でも日本のトップ光学メーカーですからね(残念ながらアマチュア向け小型天体望遠鏡からは撤退しましたが・・・)
①に関しては、所有の地人書館刊「天体望遠鏡のすべて」なんと85年度版!!(今から26年前・・・汗)にメーカーカタログがありました。
これによると「価格256,000円」なり!
②の「Nikon 8cm屈折天体望遠鏡」 もどなたかのホームページからひっぱてまいりましたが、価格上昇がすごいですね。あんたら正気かあ~っ
71年12月 89,500円
72年12月 168,000円!
74年07月 265,000円!!(汗)
当時の物価レートから考えると、このクラスの良質の天体望遠鏡はかなり高嶺(高値?)の花だったんです(大卒初任給が10万円くらいではなかったですかねえ。当時小学生の自分にはよくわかりませんがね)。
しかしですね。いくら「名器中の名器」と現在でも讃えられていても、ぶっちゃけ性能的には自分所有のこいつにはかないません。
「ビクセン:GPD2-ED81S」。
GPD2赤道儀に口径8.1cmのEDアポクロマート(アポクロマート の説明はこちら)。実売価格、約20万円です。これならふつうのサラリーマンでも少し貯金すれば購入できる価格ですね。
前述した2台が当時の光学、機械、エレクトロニクス技術の粋を集めて世に送りだされた「名器」に変わりはないのですが、現在の技術をもってすれば、それを上回る性能の物が安価で手に入る、いい時代になったということです。
ですから、皆さん。天文の世界は以前より敷居がかなり低くなっています。デジタルカメラ時代になって、天体写真分野でもその動きは加速してるようです(これは、これから自分も検証していかなくてはいけませんがね。)。
そう言えば、今夜は「ペルセウス座流星群」が極大日ですね。小諸はあいにくの空模様ですが・・・(皆さんのところはどうですか?)
皆さん。昔に比べて宇宙はグッと近づいてます。もっともっと、星空を楽しむ人たちが増えるといいですね。