少年野球チームのコーチ兼トレーナー、トレーナーチームEsperanzaに所属する理学療法士の恩田です。

今回は『足部機能が及ぼす投球動作への影響』について書いていきます!

野球ではあまり足首の捻挫自体は多くないのですが、最近の小学生の足を診ていると捻挫がしやすい状態であったり足の筋肉の機能が発揮しづらい状態になっている子が多い印象があります。

なぜそのような子が増えたのかは12/11に行われる「語る会~足部編~」で語り合えたらと思います(^^)
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「語る会~足部編~」詳細


では話を戻しますが、
単に足の機能が影響すると言っても投げる動作は連続した動きなので、足の機能低下だけで投げ方が悪くなるとは一概には言えません。しかし、足首に不安定性があることで投げるときに肘が下がりやすくなってしまったり、体重移動を阻害してしまう可能性はあります

特にWind-up期でステップ側の脚を挙げたとき。軸足での片足立ち状態になりますが、このタイミングで足首に不安定性があると投球方向と反対側に重心が移動しやすくなります。


※見づらい画像ですみません(>_<)


この時、
投球側の胸郭(肋骨周り)や肩甲骨の柔軟性が低下していると、投球側の肩が下がってしまいリリースに向かうまでの間で肘が挙がりづらくなってしまう可能性があります。
また、②重心位置が軸足より外側(投球方向と反対側)に行きすぎたことで体重移動をするタイミングが遅れ、踏み込んだ脚にしっかりと体重が乗せられず手投げの状態になる可能性もあります。




これらはマウンドなどのフィールドコンディションによっても変化します。また脚の挙げ幅など、フォームが定まっていない小学生などでは足の機能だけでなく、ちょっとした環境の変化でも大きくフォームが変わってしまう場合もあります(^^;

セットやクイックで投げると比較的フォームが良くてもワインドアップで投げるとフォームがバラバラになってしまうという子も意外と多いのではないでしょうか?
逆にランナーを背負ったセットの場面で心理面の問題だけでなく頭部や視線の位置でフォームが崩れてしまう子もいるのではないでしょうか?(^^)


このように環境などの状況や身体の状態など、複合的に考えて指導・指摘が出来れば良いのだろうな…と常々思います。
↑↑↑なんかちょっと偉そうですね(^^;笑


それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました_(._.)_


12/11の語る会でもいろいろな話が出来るのを楽しみにしています(^^)