先日、とある企業から見積りを受け取りました。
それは、今使っているお客様管理ソフトの見積りでした。
ウィンドウズのバージョン更新に伴って、もう20年近く使っている今のソフトも、そろそろ更新しなければならないそうです。半端な金額ではありませんが、まあ使用年数を考えると、仕方ないでしょう。
ところが、その内訳をみて違和感がありました。
見積金額は私たちにとっては、即決できないような金額なのですが、その見積りに添付されていたのが、補助金の情報でした。
国が進めている「IT補助金」というものを使う事によって、実際に支払う金額は、これぐらい下がりますよ、というシミュレーションが添付されていたのです。
なるほど、補助金を使うことで、随分ハードルは下がりましたが、もやもや感が残りました。
食品や靴の価格と違って、コンピュータソフトの価格なんて、私たちには全く分かりません。
なので、100万円といわれれば、そうかもしれないと思うし、200万円と言われても、そんなものかと思うしかありませんが、補助金ありきの価格というところが、納得いきません。
今回のケースのような、「補助金」を口実にしたビジネスは、他にもたくさんあります。
販促などに補助金が使えるといって、その申請まるごとサポートしますよというコンサルタント。
災害の保険金が使えるといって、屋根の修理を執拗に勧めてくる工務店など。
店にもこの手のコンサルタントというところから、よく電話がかかってきたり、ファックスが送られてきたりしますが、どれも胡散臭い。
これまで、何度か国の補助金を頂いたことはありますが、必要ならばすべて自分で申請をしています。
先日、大阪市の補助金コンサルタントの会社が、負債20億円で自己破産しましたが、その理由が、国の補助金事業の審査が厳しくなったからということ。
と、話は少しそれてしまいましたが、補助金を目当てにしたそのやり方というのは、別に違法では無いのかもしれませんが、私は好きになれない、ただそんなことを言いたかったのでした。
歩きたくなる靴はフットクリエイト。本日、明日は定休日です。