このシリーズは、ちょっと久々ですね。

私がサンパウロの某クラブのアシスタントコーチをしていた30年くらい前の話しの続きです。

ちなみに、過去の記事も参考にお読みください。

 

さて、やっとの思いでアシスタントコーチになったわけですが、当時は古いアパートに住んでいたものの家賃が必要でした。

ところが、気さくなヘッドコーチから「オレの家に来いよ!お前は大学生なんだろ?子どもたちに勉強を教えてくれ。ついでに女房の家事手伝いもやればタダで住まわせてやるよ!」と言ってくれました。

要するに条件付きの居候というわけですが、当時の貧乏学生の私にとっては願ってもない事でした。

もちろん、二つ返事で引き受けました。

というよりも、どこでも良いから住めれば良かったんです(笑)。

 

そうした中でヘッドコーチからいろいろなことを教わりました。

特に、本場ブラジルのサッカー指導者たちの選手の見る目はずば抜けたものがありました。

 

そこで、今日は私が肌で感じた指導者たちの選手の実力を見抜く力についてお話します。

 

 

 

1.海外の指導者たちは子どもたちの将来の伸びしろを見抜く

 

私がブラジルにいたころ、ジュニア・ジュニアユースでは、選手の飛び級って意外とありました。

 

そうした一方で、テクニックがあって将来有望だけど、スピードやフィジカルに難がある選手たちは、あえて一つ下のカテゴリー(例:U12のところをU10で練習させる)に入れて、身体能力を改善(別メニューで練習)したりするケースもありました。

 

これと似たような話ですが、メッシがアルゼンチンのオールドボーイズ→バルサに入団した際、低身長の病気があったため、治療しながら一つ下のカテゴリーにいたことがあったけど、有名な話ですよね。

 

なぜ、そこまでして一人の選手の面倒を見るのだと思いますか?

 

指導者たちは、子どもたちの将来の伸びしろ(将来性という意味です)を見ているんです。

将来の伸びしろ=実力と考えているんです。

もっと言えば、海外の指導者たちは、「規格外=将来の伸びしろ=実力」という意味で、子どもたちが18歳(育成終了年代)になったときの青写真がきちんとイメージできるんです。

 

こうした場合、代表に入ってクラブの知名度を上げてくれるかも知れないとか…。

後々、ヨーロッパに移籍する際、クラブ側に高額の移籍金が入るかも知れないとか…。

つまり、将来、その選手を高く売ろうという、ビジネス的な側面もあります。

なぜなら、クラブチームはサッカーをビジネスとしても位置付けているからです。

 

だから、将来有望であれば、テクニックの多少の荒さは目をつぶります。

例えば、利き足が抜群でも、逆足が下手だとします。

でも、結果を出せば、試合で使い続けます。

いくら練習しても逆足が下手…。

そんなの関係ねぇ!なんです(笑)。

 

そもそも、サッカーは結果が全てですからね。

この点は、どこの国でも変わらないようです。

 

 

 

2.日本の指導者たちの力量

 

日本の指導者たちは、子どもたちの将来の伸びしろなんて見抜く力はないでしょう。

Jリーグのジュニアユースとかユースのセレクションとかでも、背が高いとか、筋肉質とか、足が速いとか、親の身長とか、そんなあてにならない要素を重視する傾向があります。

要するに、現在の技術が上手か?下手か?という、現時点の見た目だけの物差しでしか見ることが出来ないようです。

 

でも、現在の技術の様子を見て、上手か?下手か?なんて、サッカーの指導経験があってもなくても、そんなことくらい誰だって目の前で見れば分かりますよね(笑)。

 

やっぱ、大切なことは「子どもたちの将来の伸びしろ」なんです。

 

それに、Jリーグのユース年代で史上最高の選手なんて、もてはやされた人たち(あえて誰とは言いません)が、果たして何人くらい日本代表で活躍したと思いますか?

そもそも、現在の日本代表って、高校サッカー出身の選手が多くないですか?

ということは、Jリーグの育成システムってまだまだ改善の必要があるってことですよね。

 

これって、育成システムが完備された海外のクラブでは考えられないことなんです。

 

やっぱ、日本の指導者たちって、まだまだ実力不足なんですね。

本当の意味の「実力→将来の伸びしろ」を見抜く力量が備わってないのだと思います。

 

これでは、日本はいつまで経ってもサッカー後進国のままでしょうね。

 

 

 

3.カカの話し

 

Ricardo Kakáは、元ブラジル代表で、サンパウロFC→ACミラン→レアル・マドリードで活躍した地元サンパウロの英雄です。

 

そんなカカですが、サンパウロFCのジュニア時代、テクニックには定評があったものの、フィジカルが弱かったんです。

でも、クラブ側がカカの将来性を見抜いて大切に育成した結果、ブラジル代表にまで成長したんです。

 

やっぱ、指導者の見る目って違いますよね。

 

 

それと、私がブラジルにいたころ、かなり昔のことですが…、白人が黒人を見下すような風潮がありました。

今はどうなんでしょうかね…。

でも、カカはそんなこともなく、ざっくばらんな性格だったので、白人や黒人を問わず多くの国民から愛されました。

 

ちなみに、私がブラジルにいたころ、カカはまだ5歳くらいだったのかな?

だから、あまりよく知らないんです…。

ずいぶんと昔の話しですね(笑)。

 

さて、このシリーズの続きは、また気が向いた時にね目

 

 

 

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