天皇杯3回戦を見に茨城県ひたちなか市に行ってきた。
なんとなく勢いで原付で向かってしまった。
東京から片道125キロ。3時間半。疲れた。
会場は笠松運動公園陸上競技場。
カードは水戸ホーリーホック(J2所属)vsツエーゲン金沢(石川県代表/北信越リーグ所属)。
こじんまりとしてるけどとくに不自由も感じさせない良い感じのスタジアムです。
こういう牧歌的なスタジアムが僕は好き。
巨大なサッカー専用スタジアムより、こじんまりとした陸上競技場の方が
実はサッカーって見やすかったりしませんか。
試合は1-0で水戸の勝ち。
ディビジョンでいうと順当な結果だけど、実際現地で見てた感想は金沢が勝てた試合です。
水戸はこの試合に一体どんなキモチで臨んでいたんだろ。
つまらない自滅ミスがいっぱいだし、走らないし。
まあ腐ってもJなんで個人の技術は金沢を若干上回っていたけど、
それにしても覇気がない。
こんなチームがホントにプロなのかと疑問視してしまう。
こっちはわざわざ往復250キロを原チャで見に行ってるんだ。
良いプレーを見せてくれなきゃ怒りますよってんだ。
この3回戦はJ2勢の上位4チームが軒並み敗退って情けなさすぎだろ。
リーグ戦が大事ってのも分かるけど、まるで天皇杯を捨ててるかのように思える。
フロンターレのベストメンバー問題より、こっちの方が看過できないでしょうにさあ。
何でプロリーグのJ2で優勝争ってるクラブがこんなに負けるのよ。
そりゃあサッカーはジャイアントキリングが起こりやすいスポーツだけども
4チームも負けるって多すぎだろう。
もちろんJクラブを下したチームの勝利にケチをつけるつもりはまったくない。
明治大学の躍進などは昨今の大学サッカー復権の象徴といえる快挙である。
あ~、それにしても金沢にも勝ってほしかったなあ。。。
金沢もそんなによかったわけじゃないけど、後半の怒涛の攻めには「勝ちたい」という
気持ちが見えた。奈良のガッツと運動量にはホレボレした。
ただ全体的にどの選手も球際で甘さが出てしまうのが残念だった。
これくらいは大丈夫だろうと余裕をぶっこいてるうちにボールをさらわれてしまう。
自分はここまでやったからいいだろう、あとは他の味方任せ。
双方がそう思ってたらそこの継ぎ目から破綻してしまう。
あと1歩、半歩、あと1秒、0.5秒、チームのために踏ん張れたら結果は違ってたんじゃないかな。
勝ちたい気持ちをそういう地味で目立たない部分で形にしてほしかった。
試合終了後、ツエーゲン金沢前GMさんが
ピッチを遠い目で見つめていた。
いろいろな想いが脳裏をよぎったことだろう。
ピッチで繰り広げられるたった90分のゲームの裏には
実にたくさんの人々の深く重い気持ちが隠されている。
そうした気持ちの結晶が今日また一つ散った。
そしてその砕けた結晶がまた、新しい結晶を作っていく。
サッカーはそれの繰り返しだ。
明日は埼玉スタジアムに行く予定。
高校生年代の真の日本一決定戦の決勝戦が開催されます。
いまさらだけど、お正月の高校サッカー選手権は、高校生年代の真の日本一決定戦じゃないですからね。
日テレの煽りにだまされないように。
明日高校生年代日本一が決まります。