ある夜の
「こんなところに!」
食器乾燥機の中に
夕食の食べ残しを中心に
アルミホイル
輪ゴム
電子レンジの庫内用お掃除シートに
生ごみ!
種々雑多なモノが
入っています。
平日、私が帰宅するのは大体、午後9時ごろ。
家の前まで来ると、家の中の電気が点いているかで、母が起きているかどうかが分かります。
玄関横の照明が点いていても、家の中の電気が消えていたら、大抵は既にご就寝。
逆に玄関横の照明が消えていても、家の中の電気が点いていたら、高い確率で起きていると推測できます。
つまり、家に入る前に心の準備をする事ができるというわけ。
さて、先日、帰宅した時の事。
この日は玄関横の照明も家の中もすでに真っ暗。
こういう時は寝た子、否、寝たナナイを起こさないようにするのが肝要。
そ~っと玄関を開けてリビングへ。
すると、いつもは既に寝ている時でも半分ぐらいは開いているナナイの寝室の引き戸が、珍しくぴっしり閉まっています。
つまり、ナナイの寝室には、リビングの音が届きにくいので、私にとっては好都合。
それでも、念には念を入れて、抜き足差し足忍び足で、リビングを横切り、お風呂にお湯を入れるべく進んでいました。
すると!
どこかからバリバリ、ガサゴソと、何かをひっかいているような、固い紙を触っているような物音が!
もしや、ネズミか、はたまた・・・?
一体、この音はどこから聞こえてくるのか?と聞き耳を立てていると、今度は突然
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
と何かを激しくたたく音が!
これはネズミなどではありません。
まぎれもなくナナイが何かをたたいているのです。
で、すぐにナナイの寝室の引き戸を開け、電気をつけてみると!
裏庭へ通じる縁側にナナイを発見!
どうやら縁側の掃き出し窓をたたいていた模様。
よくガラスが割れなかったことよ、とヒヤッとしつつ、
パペル:お母さん、ただいま!
と普通にご挨拶。
すると、ナナイは不安げな?、あるいは、不審げな?顔で振り返りました。
が、その後は、特に何事もなかったかのように、私の介助を受けながら、パジャマに着替えたり、お化粧を化粧落としシートで拭いたり、いつものルーティンを終えて、無事ご就寝。
未だに、どうして真っ暗の中、縁側の掃き出し窓をたたいていたのか?は謎のまま。
トイレに行こうとして、方向を間違えてしまったんでしょうか?
そう言えば、まだ認知症と診断される前、ヨーロッパ旅行中に、ホテルで寝ぼけて、トイレに行こうとして、窓にかかっているカーテンの向こう側に入って行ったことがありましたっけ(遠い目)。
いや~それにしても、ガラスが割れなくてほんと~に良かった!