無汗症は脳梗塞の一年前に発症しました。
最初は全然汗とは関係なく、問題が出たのは鼻でした。
1～2月に鼻水がたくさん出るので「早い花粉症かな？」と簡単に思っていました。これが失敗でしたw
症状がなかなか良くならないので、3月くらいに耳鼻科に診察に行きました。
医者は簡単なステロイドと非ピリン剤の処方で、やはりアレルギー性鼻炎だと思ったみたいです。
その後、腕が痒い、足が痒い、頭が痒いとどんどん痒いところが増え続け、仕方がないので皮膚科に行きました。
今思い出すと、この時にちゃんとした大きな病院で診療を受けていれば汗がかけないということは回避できたかもしれません。
皮膚科の先生はステロイドと非ピリン剤、プレドニン（ステロイド）を処方してくれました。
しかし、一向に回復せず、しまいにはむくみがひどくなり、指で足を押すとそのまま凹むようになり、いよいよまずくなってきました。
ちゃんと大きな病院に行けば良いものを、仕事優先で放置していたのが仇となりました。
ある朝起きると目が僅かしか開きませんでした。皮膚の腫れがとうとう顔にまで達したのです。
幸い三連休の初日で会社は休めたのですが、いかんせん病院も休みで何も出来ませんでした。
とりあえず、休みが明けたら医者に行ってこよう…と思ったのですが、暑さと痒さともしかしたら明日は本当に目が開かなくなるかもしれないという恐怖で、救急病院に送ってもらいました。
医者での血液検査では何も問題なく、そのまま家に帰されそうでした。
ですが、必死に今までの経緯を説明した結果、リンパ節の異常な腫れが確認され、そのまま入院となりました。
処方はステロイドパルスで、全身の炎症を鎮めれば腫れも収まると言ういう事でした。
その後、ステロイド剤や抗生物質の大量投与で全身の腫れと痒みは収まっていくのですが今度はステロイド剤の副作用で手足の皮が薄くなり、すぐ血が出るようになり、また鬱も発症して精神安定剤のお世話になりと踏んだり蹴ったりでした。