今日は、1ヶ月に1回の全社定例会の日でした。
最近スタッフも増えたので、大会議室と言えども全社員が入ると相当息苦しくなります・・・。


それはそれとして、今日は私の方から「負け癖」と「勝ち癖」について話をしました。


「負け癖」とは、簡単に言うと「物事を達成しないこと」。
自分の立てた目標やレベルをクリアできなかったり、時間やスケジュールを守らなかったり・・・ということが習慣になってしまうことです。


人は一度失敗とか達成できないことがあると、どうしても自分に自信が無くなり、次に何かしようとしたときにも不安になります。

失敗から目をそらしてしまうと、いつまでたっても失敗を乗り越えられず、不安のまま生きなければなくなります。そして、失敗を重ねるたびに、負け癖が身についてきてしまいます。


いや、不安になるならまだいいのですが、諦めモードに入ってしまったり、失敗して当然とか、できなかったことを周りのせいにしてしまったりすることもあります。


つまり、新しいことや自分自身に挑戦することをしなくなってしまうのです。

これは、恐ろしいことで、習慣になってしまうと、感じることさえなくなってきたりします。
負けたり、未達成でも悔しいと思わなくなったりしたら、末期症状です。


また、「負け癖」のやっかいなところは、周りに伝染してしまうこと、1人が負け癖がつくと、他の人達も自分もこれぐらいでいいかな? と勝手に限界をつくってしまったりしがちになります。


では、どうしたら「勝ち癖」になるのか・・・。

基本的には、個人の意識の問題に他なりません。
失敗したら、それを直視して、どこかいけなかったのかを反省して、次にそれを生かすことが必要だと思います。
そのためには「諦めない」、「妥協しない」ことが大事です。

奇麗事に聞こえるかも知れませんが、たとえ、取り組んだことが残念な結果に終わったとしても、全力を尽くしたのならそれは「負け」ではないと思うのです。


ちょっとした成功体験をすること。
そしてそれを積み重ねることで自信がつき、もっと大きな成功へとつながっていくと思います。

そういう意味では仕事で「勝ち癖」をつけるためには、本人だけではなく、会社や上司の役割も重要になってきます。
スタッフや部下に、そういう環境をつくってあげたり、小さくてもいいから何かの成功体験をさせてあげること、時には必要だと思います。


「負け癖」は、マイナスのスパイラルに陥り、成長が止まるどころか後退することもあります。
「勝ち癖」は、成功体験を積み重ねることで、成果はもちろん、より一層自信がついてくるようになり、プラスのスパイラルに入り、本人は伸び続けます。


「癖」は習慣です。
習慣は自分で意識していないレベルになっていることが多いので、直すことは容易ではないのですが、天性のものではないので、本人の意識と覚悟があれば、必ず変えられるのです。