コロナウイルス感染を心配する国民に対して、厚労省が通知した内容を改めて精査した。

本年2月17日付けの通知で、新型コロナウイルス感染の相談・受診の目安として:
1. 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く。
2. 強いだるさや息苦しさがある。
の2条件が示されている。

更に、「高齢者や基礎疾患のある方は、この状態が2日程度続く場合は相談して下さい」としている。

国民の間でしばしば「誤解」があったのは、この「条件を両方とも満たさなければ相談・受診してはいけない」というもので、これに対しては厚労省から、「どちらかの症状があった場合は相談・受診して欲しい」との通知も出ている。

国民の「誤解」はここだけで、「37.5度を4日以上」は終始変わっていない。

誤解しているのは、保身に必死のアホの厚労大臣だけだ。

私の妻は、「強いだるさと息苦しさ」が1週間以上も続いたので相談センターに電話したが、最初は「条件に合致しない」と言われ自宅待機を要請された。

厚労省の条件に基づいて連絡している旨を告げると、やっと対応してくれる病院を紹介してくれた。

しかし、その病院でもPCR検査はしてくれず、1ヶ月以上も色々な病院をたらい回しで、PCR以外の検査を山のように受けさせられただけだ。

とても先進国の対応とは思えない。

米国(ロサンゼルス市だけ?)では、希望者が全員PCR検査を受けられるようになった。

疑わしき人達が検査を受けて、本当の陽性者の数が分かってデータというのは初めて意味を持つ。

ようやく東京も、PCR検査の陽性率を発表し始めたが、分母も分からないし、相変わらず検査数を絞っているので、データとしての信憑性に欠ける。

大阪府以外は相変わらずどこの知事も休業要請解除の条件を示していない。

政府が緊急事態宣言を解除する条件に乗っかろうという腹だろうが、その政府はそんな素振りも見せず、検察官の定年延長にご執心だ。

国民の命などどうでもいい。

コロナはもう過去の事。

日本国民は本当に不幸だ。

コロナとの本当の戦いはこれなのに。