2022年5月に京都を目指して歩き始めたクラブツーリズムの
【東海道五十三次を歩く 全30回シリーズ】
現在は第26回まで終わり、三重県桑名市付近を歩いています
街道歩きのツアーは暑さの厳しい8月はお休みなのですが、
今年は7月の初めから暑かったですねー
写真の7月5日も最高気温が35℃になりました
もう何本ペットボトルを空けたかわかりません
皆さん無事に歩き終えることができて本当に良かったです
(私は熱中症気味になってちょっと危なかったです…)
歩いちゃいけない暑さでしたね。
ところで、今歩いている場所が三重県と聞いて、「?」と思った方はいらっしゃいませんか。
私は「東海道って三重県を通ってたっけ?」と思ってしまいました。
それは東海道新幹線を思い浮かべるからなんですね
名古屋を出た新幹線は、岐阜羽島、米原(滋賀県)を通って京都に入ります。
一方、旧東海道は、名古屋から三重県桑名市まで、海上ルート(七里の渡し)をたどり、再び陸路を西へ向かいます。
「七里の渡し」の名称は、航路の移動距離が7里(約27㎞)であったことに由来します。
徳川家康が東海道五十三次を定める際は、陸路で橋を架ける予定でした。
ただここには3つの大きな川(木曽川・長良川・揖斐川)が流れていて、河口付近ともなれば川幅が数百メートルにも及び、さらに川の氾濫も多かったことから橋を架けるのも簡単な話ではなく、「水路」が採択されたそうです。
現在の「七里の渡し」には定期船がないので、船の代わりにバスで移動しました
七里の渡し跡は、どちらも公園として整備されてます。
宮宿(名古屋市熱田区)側
桑名宿(三重県桑名市)側
そして、桑名といえば「焼きハマグリ」
昼食はハマグリの蒸し寿司をいただきました
東海道を歩いていると声をかけていただくことがあります
「今日はどちらから? どこまで行くの?」「頑張ってね!」
などなど。
特に印象に残っているのは、
白須賀宿(静岡県湖西市)に向かう途中に潮見坂という急勾配の坂がありました。
坂の上に学校があって、ちょうど下校時間だったのでしょう。
私たちがヘトヘトになりながら坂道を上っていると、
下ってくる生徒さんたちが皆、「こんにちはー!」と声をかけてくれて、これは元気が出ました
振り返ると遠くに海が見えます
上りきったところは遠江八景の一つ「潮見晴嵐」
眺望が見事でした!
街道歩きも残り4回になりました。
順調にいけば今年中に京都の三条大橋に到着できる予定です。
次のブログ当番の時にはゴールの様子をお届けできそうです