え、そうなの? | 無駄話。

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鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 亀山幸三の「戦後日本共産党の二重帳簿」に出てくる「日本国籍をとっていた遠坂寛」という人物は崔洋一の父親だとは知らなかった。崔洋一の父親が伊藤律に関する本で伊藤律が個人的に知っているらしい日本共産党の幹部だった事は知っていたが、そんな大物なら当然だ。朝日新聞のホームページに崔洋一のインタビューがあるが、保坂浩明のように日本人女性と結婚していたのは同じでも保坂浩明は日本人妻の戸籍に入っているとの事だが遠坂寛は通名として妻の姓を使って遠坂寛と名乗っていたようだ。それを言い出したら朴恩哲も日本人女性と結婚しているが。もっとも亀山幸三は遠坂寛に限らず個人的に知っているはずの党中央にいた朝鮮人幹部についてろくに知らないようで六全協を書いた個所で「このほかに遠坂寛と朴恩哲は在日朝鮮人聯盟に属し党籍を離れていた」と書いている。遠坂寛が日本共産党から離れたのは他の朝鮮人党員と同じく六全協決議でも朝鮮戦争なり南労党裁判と朴憲永の粛清なりで北朝鮮の実態に気がついたのかもしれない。

 「帰国運動」に関して南労党裁判は北朝鮮が公表しているのに、帰国者と日本人配偶者に対してどのくらいに心理的な影響を与えたのかが書かれないと思えるのは書いている人が未だに北朝鮮と朝鮮総聯に遠慮しているのか、それとも朝鮮労働党第6回党大会以前の北朝鮮についてろくに知らないからかは分からないが気になって仕方がない。