【答え】確率と漸化式(サイコロの目の積) Piece CHECK 2017-19
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先日の、確率と漸化式(サイコロの目の積)の解答です。
解答
(大阪大 2014 理系)
解説
本ブログで毎年よく紹介している確率と漸化式に関する問題です。このタイプは最初は難しく感じられますが、コツ(原則)を掴んでしまえば得点源にできます。
確率と漸化式において最も基本的な原則は、こちらです。
(拙著シリーズ 白 数学A 確率 p39-43)
n+1回目の状況は、n回目までの状況とn+1回目の試行の結果によって決まります。その際に、こちらの原則も活用します。
(拙著シリーズ 白 数学A 確率 p39-43)
Tnを5で割ったあまりは、1の他に、2、3、4があります。この2、3、4のときからも、その次の目によっては余りが1となる可能性があります。本問では問題文ですでにおいてくれていますね。
(3)がメインです。その遷移図を調べるために必要な確率を出したいのですが、余りが1~4の4種類(割り切れるときは除く)、サイコロの目も5を除いて5つありますので、これは表の方がすっきりするかな、と思って表でまとめています。
もちろん、「余りが1のときはn+1回目に1か6、余りが2のときはn+1回目に3、・・・・」などと書いて言ってもOKです。
(4)の漸化式は、応用型タイプです。nが指数に入っているパターンです。n+1乗で割ると置き換えられるんでしたね。本問はこちらも置き換えが指定されています。この指定からも、(3)でどんな漸化式になるのか予想できるようになれば、レベルUPです。
(拙著シリーズ 白 数学B 数列 p34-35 詳細は割愛)
あ、(1)はいいですね。今回はpnとqnを足すとこの確率になります(1にならたい)ので、(3)で出た漸化式が少し複雑になる、というからくりです。
2.解けなくて、原則を知っていた人は、思考時間を長くする演習をしましょう。
3.解けなくて、原則も知らなかった人は、原則集めからやる必要があります。
Piece CHECKシリーズでは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」に答えていきます。
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