年明け始めてのシナリオゼミ。
今回は
王道の設定ながら、きちんと面白味のある作品がかけたと思って出掛けました。

タイトル「おもいやり」
登場人物は、医師である兄と
フリーターの弟、そしてその母。

兄と弟は性格も職業も考え方も外見も異なる人物でなかが悪い。
共通しているのは、母親に対する惜しみ無い愛だけ。
でも同じように、病弱な母に対する思いやりがあったとしても、
その表現のしかたは異なる。
兄は、設備の整った総合病院できちんとした治療を受けさせようとする。
弟は、毎日のように母を見舞い、好物を届ける。そして自宅から遠く離れた総合病院での入院を母が寂しがるといって拒む。

主張が異なるため
思いやりが強いほど
お互いの反発が強くなる、その切なさを描こうと思いました。


話のもりあがり
人物の構成、キャラクターなんかもうまく書いたつもりなのだけど、
その「つもり」が落とし穴。

・主人公よりも脇役のほうが魅力的。
・裏設定っをもっと丁寧に描かないといけない(話をまえに進めようとしすぎて、表現すべき、登場人物の事情が脱落してしまっている)

これ、
芝居脚本にもいえるんですよね。
そういうくせあるんだよな。

・ト書きがうまくて、
・テーマ性が色濃く出ていますし
ドラマティックだ
どうしても、芝居のくせが出るのでしょう。

この
ドラマティっクな展開を
もっと丁寧に描いていけば
今まで以上に面白い『芝居』が
書けるのではないか
とおもっている。

課題を終えて
本科を卒業したら、本来は研修科に進むのですが
私自身どうしようか、考えています。

作品は
教えられて書くものではないですから。
ひたすら、自分で書くしかない。
書いて、見てもらって、反省していくしかない。

書くためには、
インプットももちろん必要です。
インプット、つまり
たくさんの本をよみ、映画をみて、舞台をみること。

そして、また作品を書く。

授業料と同じだけのお金を
インプットに使うのもありだと考えています。

もちろん授業も捨てがたい。
締め切りと講評っを受ける機会はなかなかないですからね~。



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