芝居を書いております。
自室のソファーに座って書くためいつも回りは本とかCDでいっぱいになります。
時代をある程度特定された脚本を書くとき、やっぱり調べ物をします。
発想を得るための調べ物、というのと、脚本を書く上での民俗誌や事実を紐解くという2つの種類の資料が必要になります。
最近はこの「資料集め」にもパターンがあります。まずは「小学館 日本の歴史」という教科書のような本と、『朝日クロニクル20世紀』という図説です。これが大変便利なんです。
何でもまずは大筋を掴むことが大切です。そのために一見小学生が読むような図鑑・図説ものが一番分かりやすい。それにこういう「教材系」は(多分)学者さんの中でも権威のある方がキチンと監修しているわけですから、史実も客観制をもっているんですね。
このやり方は、実は司馬遼太郎さんのエッセイからヒントを得ました。かの小説家も始めての領域にチャレンジするときは、教科書作戦だったそうです。彼には遠く及びませんが、いまでは私の「定番」です。