邦題：クローバーフィールド/HAKAISHA

60点。

先に「10クローバーフィールド・レーン」を視聴した事で全く期待をしていなかったのですが、比べた場合には別格でした。ですが、徹頭徹尾、一人称視点で画面が暗く見辛いのと、手振れが兎にも角にも酷く、人によっては吐く可能性があります。

そうで無くとも眼精疲労に陥りそうなので、適度に休憩を推奨します。そこまでして見る必要があるかと問われたなら、見なくても良いとしか言い様がありません。

～あらすじ～

友人の送別会パーティを行なっていた若者グループは、臨時ニュースでNYに危機が訪れていることを知る。ビルの外に出た彼らが見たものは、正体不明の巨大モンスターの襲撃によりパニックに陥っている人々の姿だった。

（※ムービーウォーカープレスより抜粋）

絶望しか無い、パニック映像をファウンドフッテージで見せる映画としては成功していますし、上書きされる前の映像との親和も秀逸です。

あ、後、皆五月蝿いです。演技がお上手とも言えますけどね。

以下、ネタバレ。って言うか、感想。

ファウンドフッテージにプロット云々は求めるものでは無くて。被災した一般人では情報が得られず、世界の終わりだと考えた場合には、最愛の人のもとへ駆け付けて、最期の時を一緒に過ごすのは私的有り寄りの有りです。

ハリウッド的には低予算なのでしょうが、それなりにお金はかけていますので、普通に撮影しても悪い結果にはならなさそう。なので、通常と一人称視点の二通りの撮影を行い、同時公開しても良かったんじゃないのかなと思います。

それなら新しい試みにもなりますし、私も苦しまなくて済んだのですが…。

酔いの症状が出たら直ちに中断、仰向けになって深呼吸をしましょう。

Cloverfield (2008)