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邦題:ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド

75点。

 

ブードゥー教の秘術により意思を無くした生ける屍でしか無かったゾンビを、今尚も通じる恐怖の対象にする属性を付与した改祖のゾンビホラー。

人肉喰らい、人間は噛まれるとゾンビ化する。とかね。

以降、これをなぞったゾンビ映画が量産されるけども、当映画の完成度の高さの所為で総じて、二番煎じ感を拭えなくさせた罪な映画です。

 

 

~あらすじ~

バーバラと兄のジョニーは父の墓参りに訪れる。しかし、兄はよみがえった死者に殺されてしまう。バーバラが近くの家に逃げ込むと、黒人の青年ベンが入ってくる。彼が家を囲むゾンビから逃れる方法を考える一方で、地下室へ逃げ込んだ人々は救助を待っていて……

(※映画ナタリーより抜粋)

 

 

以下、ネタバレ。って言うか、感想。

 

 

ゾンビが発生した原因は放射線。で、あれば、生きている人間も直ちに影響が出そうなものだけど。若しかしたら、登場人物全員おかしくなってたのかも知れないね。

そう考えると、ヒスって椅子に座っているだけのヒロインも、ぱっと見、普通の人間に見えるゾンビを殺す事に躊躇が無いのも、何なら、人間同士で直接殺り合うのも、全てが放射脳の所為なんだよ。だよ?

 

この頃のゾンビは知能がそこまででも無くて、動きが遅い事もあり、ある程度、戦えたりするけど、その恐怖は最愛の者に殺されていく事で補完したのが上手いとこ。

ゾンビを腐らせたのは「サンゲリア」ですが、新鮮なゾンビだからこその結末がまたお上手でございました。

 

 

ロメロは社会風刺を乗せるので、以降それを本流にしたのが功罪です。

 
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続編は「ゾンビ」です。