現在成田空港の国内線チェックカウンター付近で手続き開始を待っています。この夏最大の楽しみの一つであった味の素ナショナルトレセンでの学びについて、自分なりに考えたことを書き留めたいと思います。

 8月16日より19日の間、味の素NTCで開催された日本陸連主催のジュニアコーチ養成講習会に参加しました。3日間、述べ30時間の講習を受講しました。初日は6時間にわたる実技、2日目・3日目はそれぞれ4時間ずつの実技を受けました。

 何より驚いたのは、約100名の受講者が関東を中心に集まり、遠くは石垣島からの参加者もあり、その立場は大学生、教員、地域クラブチームの指導者…また、子どもが陸上をしているから自分も学びたい…という方もいらっしゃました。それぞれの立場で人のために陸上競技を通して誰かの役に立ちたいという高い志を持った方ばかりでした。

 実技の内容は短距離、ハードル、長距離、走幅跳、走高跳、三段跳、棒高跳、砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投、競歩。全ての種目の基礎の基礎を学びました。

 講義ではスポーツ一般に関わる内容、栄養学、一貫指導のあり方、練習計画の立て方など多岐にわたるものでした。あまりに一度に多くのことを学んだため、頭の中がいっぱいになっています。もう一度学んだ内容を整理した方が良さそうです。

 「アスリート・ファースト、ウイニング・セカンド」という言葉が繰り返し使われ、「陸上競技は競技成績と競技開始年齢が関係ない素晴らしいスポーツである」といった内容が印象に残ります。また、全種目で共通していたのは地面半力をもらったり、地面半力を投擲物に伝えたりするためには姿勢が大切だということを改めて実感しました。そして中学生時代から1つの種目に凝り固まった生徒ばかりを作るのではなく、複数種目を楽しませることも大切だと感じました。

 今回の研修に快く参加させてくれた家族、協力してくれた石倉先生、今回の講師やともに学んだ仲間に感謝するとともに、明日から生徒に還元することができるものは少しずつ還元していきたいと思います。