ゴジラxコング 新たなる帝国(5.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

『ゴジラxコング 新たなる帝国』

監督:アダム・ウィンガード

感想
 ヴェルヌから「ジュラシックパーク」「Xファイル」まで、古今のSFや特撮ものの要素をごった煮したような映画。もちろん、「キングコング」もそこには含まれる。それでも、ベースには昭和ゴジラがある。怪獣島とかあの辺の雰囲気を濃厚に感じる。

 子供心を忘れてないっていうのかな。わりとご都合主義なところもあるんだけれど、「まあいっか」みたいな気持ちにさせてしまうところがある。ゴジラが走るのも「らしくない」っちゃらしくないんだけど、『ヘドラ』では空も飛んだしまあいっか…みたいな。あの昭和ゴジラの鷹揚さ(緩さ)がこの映画からも感じられる。

 渡辺謙さん以来の日本要素が薄くなったところとか、寂しく思うところもあるんだけれど、これだけの娯楽作品に仕上げてくれたら僕は文句はないよ。しめっぽくなくて、ときおりクスっとできるような遊び心があるのも気に入った。予告編のイメージより(いい意味で)相当軽い映画だこれ。世界各地の名所を壊しまくるのもサービス精神満タンだ。

 レジェンダリーのゴジラで最良の作品と僕は見た。

☆☆☆☆☆(5.0)


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