ピアノを教えていていつも感じるのは、楽譜を見ながら注意深く弾く子とフレーズを覚えて鍵盤を見て弾く子と大きく2つに分かれます。
前者の中でも暗譜が得意ですぐに覚える子、得意ではないけど指を見てないと弾けなくて暗譜できてるわけではないけど鍵盤を見てないと弾けない子がいます。
楽譜は100点が取れる「答えが載ったテキスト」です。楽譜を読む力があればあるほど事細かに書いてある事に気付きます。タッチ、脱力をどうするか。どんな音なのか、役割、強さや響き、旋律はどのように、どこまで続いていてそれは左右どちらにあるのか…など。
楽譜を見ながら弾ければ1つ1つ読み取る事ができますが、見ながら弾けない子は、とりあえず旋律を覚えて弾く事に精一杯でたくさんの事を説明して書き込んでも見ていません。
暗譜ができる事はとても大事なことですがまず、楽譜を見る力をしっかり身につけ、
曲が仕上がってから暗譜して欲しいと思います。
中途半端に暗譜で弾くと出来上がってないのに自分本位の解釈で覚えてしまってることがよくありますね。