老犬メロディの話

老犬メロディの話

我が家の愛犬、ボーダーコリーのメロディ。
15歳になるまでには心配や不安な出来事がたくさんありました。
同じような悩みを抱える飼い主のために、我が家の場合を書き留めておこうと思います。

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GWも明けて、また日常の生活に戻りましたね。
単身赴任中の家族が2人いる我が家ですが、
GWは久しぶりに家族が揃い、メロディも嬉しそうでした(^^)

今日は現在のメロディの状態の原因である、前庭障害のことを書きたいと思います。

メロディが前庭障害の発作を起こしたのは1年ちょっと前、3月の終わりでした。
その頃、後ろ足が弱ってきてのろのろと歩くようになったメロディに、車椅子を購入しました。
のろのろと歩くよりも車椅子を使った方が、返って筋トレになるよ!という話を聞いたのと、弱った後ろ足で排泄をするのが難しくなった事、加えて私以外の人でもお散歩がしやすいように、と思った事などから購入を決めました。
 幸い、メロディは車椅子になんの抵抗も無く、最初からよく歩いて、排泄も上手にできました。

車椅子購入からちょうど1週間。私は夫の赴任先に行っていて、留守を大学生の息子に頼んでいました。
そこへ息子から電話が。メロディの様子がおかしいんだけど、と。
電話で聞いてもよく分からず、とりあえず自分の判断で病院に行くかどうか決めてね、とその時は軽い気持ちで答えていました。
数時間後、病院に行ったメロディの診断は前庭障害。
先生から直接電話をいただき、詳しい話を聞くことができました。
その時息子が病院で撮影したメロディの様子です。


目が眼振を起こし、体を起こすことができない様子がよくわかります。
メロディ自身は眼振によって、周りがぐるぐると回る激しい目眩を起こしています。

前庭障害は老犬に多く発症し、季節の変わり目やストレスなども影響するそうです。
耳の炎症や甲状腺ホルモンの低下も関係あるとも言われています。
メロディは甲状腺ホルモン低下症は持病にありますが、薬のコントロールは上手くいっていました。
ただ、2日前から春の嵐で大雨が続き、お散歩も行かれない状況だったようです。
おそらく強い低気圧と、私のいないストレスが原因になったのではないでしょうか。
今でも気圧が低くなると姿勢を保つことが難しく、上手く歩けなくなります。

前庭障害は症状は激烈ですが、この事で死ぬことはない、と言われました。
でも、本当にこのまま死んでしまうのではないか、と思うくらい意識は朦朧とし、起き上がることはもちろん食べることもできず、とても、とてもかわいそうでした。

数日して少しずつ体が起こせるようになり、薬が不味いことを訴えるようになり、眼振は治りきらないものの症状が落ち着いてきました。
1週間寝たきりでしたので、少し体を起こしてあげたいと、軽いリハビリのつもりで車椅子に乗せました。
すると、メロディが歩き始めたのです!!
今まで寝たきりだったのに?と、とてもびっくりしましたが、200メートル程でしょうか、そこそこの距離を歩いて、おしっこをして戻ってきました。
それからはみるみる回復していき、私もひと安心でした。

メロディの回復に欠かせない役割を果たしたのが車椅子です。
1週間寝たきりだった時にはもう一度歩けるようになるとは思わず、不謹慎ですが1週間しか使わずに高い買い物になっちゃったな、と思ってたのですが。
元々弱っていた後ろ足はこれでほとんど立てなくなり、家ではお座りの姿勢がやっとの子が、車椅子のおかげでいつも通りにお散歩ができます。
排泄もお散歩の時にできるようになると、オムツもいらなくなりました。
後遺症で斜頸が残りましたが、歩く事によってバランスを取ろうとする事がリハビリになります。
後ろ足はダメになりましたが、体調はどんどん回復していきました。

前庭障害は、回復には長い時間が必要です。ほぼ回復したんじゃないか、と思うまでには3ヶ月くらいかかりました。
3ヶ月もすると、車椅子で発症前と同じ距離のお散歩ができるようになり、夜鳴きなどの神経の高ぶりも起きなくなり、ごはんも普通に食べられるようになります。
斜頸は残ってはいますが、だんだん緩和してきました。車椅子の筋トレ効果か、少しなら4本足で歩く事も、車椅子で走ることもありました。
夏には高原に行ったのですが、山道を楽しそうに登り、いくらでも歩くことができました。


14歳を目前にして前庭障害の発作を起こした時は、来年の桜を一緒に見ることは無いだろうと思っていましたが、15歳の誕生日を迎えられたのは本当に幸せなことです。

後ろ足が弱って、少しの斜頸が残ったメロディですが、車椅子のおかげで生活は元どおりになり、リハビリの効果もあったと思います。

病気でなくても、年をとって歩くのが辛そうになってきたワンちゃんも、車椅子を使うことでまた元気に楽しく、歩くことができます。
迷ってる人がいるようなら、ぜひおすすめしたいです。

長くなりましたので、続きはまた今度。





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我が家の愛犬、ボーダーコリーのメロディが今日、15歳の誕生日を迎えました。

正直、この日を元気に迎えられるとは思っていなかったので、感無量です(^^)

メロディは病気が多く、12歳くらいからは足腰がめっきり弱ってしまい、14歳を迎える前から車椅子を使うようになりました。
今は自力で立ち上がることもできません。

要介護の生活ですが、元気そうでしょ?食欲もあり、呆けも無く、鼻もツヤツヤです(^^)

元気を保つためにはもちろん色々私なりに取り組んでいます。

要介護の今もそうですが、これまでもさまざまな心配や不安な出来事に直面してきました。そのたびに頼りにしてきたのが、ネット上の情報です。

15歳の誕生日を穏やかに迎えられた今、メロディの体験も誰かの心の支えになるかもしれません。

そんな思いから、放置していたブログを改めて、メロディの体験を綴ってみることにしました。

メロディのこれまでの既往歴は

・1歳 先天性股関節形成不全発覚
・5歳 乳腺腫瘍摘出→良性
・8歳 両脚骨頭切除手術
・11歳脾臓腫瘍摘出→良性
・甲状腺ホルモン低下症
・中性脂肪
・13歳 前庭障害
・現在 その後遺症

また、12歳くらいから老齢期に入り、現在は寝たきりですが、4輪の車椅子で朝晩のお散歩はできています。

次回は13歳の前庭障害から現在に至るまでの話をしようと思います。

今回はこの辺で。

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今日は時間が出来たので久しぶりにブログを更新します!!


辻村深月「水底フェスタ」。

読んだのが大分前になるので、ちょっと記憶が曖昧になってしまった所もありますが

この作品は感想を書いておきたいな、と思った一冊でした。



山あいの湖畔に点在する集落で形成される「睦ツ代村」は寂れた広大な田舎として

過疎基準に入る村のひとつです。

統合合併に活路を見出そうとしてきた近隣の市町村に対して

睦ツ代村が県内唯一の村として生き残ることのできたのはロックフェスの誘致に成功したからでした。

「ムッシロック」として全国にも名前が知られるようになった睦ツ代村は

県外からの移住者も増え、過疎地の村としては異例の豊かな村として存続しています。


主人公の高校生広海は「ムッシロック」が大好きな少年です。

ロックに傾倒し、音楽に対して「マニア」的な理解を誇る広海は

同じ村の人たちを蔑む気持ちを持っています。

村長でもある広海の父と自分だけが本当にこの「ムッシロック」の価値を知る人間だと。

同級生や狭い地域性の中で生きている村の他の人たちよりも

大人びた理性と感性を持っていると自負している

孤高な魂を持つ少年広海の前にある日現れたのが織場由貴美でした。

村出身の芸能人である美しい女性織場由貴美は広海を誘惑し

村の不正を暴いて復讐する手伝いをしてほしい、といいます。

織場由貴美に強く惹かれ、翻弄される広海は

村の秘密や人の心の裏側を知り、二人の結びつきはやがて悲劇に向かって

まっしぐらに進んでいくのです。



「自分をとりまく周囲を蔑み、孤高な魂を持つ10代の若者」という主人公は

辻村作品においては頻繁に登場しますが

その多くが少女であり、少年が主人公というのは珍しく思いました。

辻村深月が結婚し成熟したことも関係あるかもしれませんが

少年が主人公になったことで今までにはほとんど見られなかった

濃厚な性的描写がされていることもいつもと違うな、と思った点でした。


辻村作品ではデビュー最初の頃から思春期のせっぱつまった心理と

地方の息苦しさについて繰り返し描かれてきましたが

この「水底フェスタ」では「地方」に焦点が当てられ、深く切り込んでいる所に

辻村深月の新たなステージを感じさせられました。

また主人公の成長と共に地方とも「妥協」や「調和」が描かれることの多かった過去作品に対して

この作品では地方と「決別」し、前に進もうとする姿が描かれます。

ただ思春期という幼い反抗心ではなく、全ての真実を知り俯瞰する目を持った今

再び閉じられた世界の中で守り守られていくことをはっきりと否定するのです。



辻村深月といえば「太陽の坐る場所」が映画化されますね、

あれも「地方」に焦点を当てた作品でしたが。

辻村作品ではお得意の、小説ならではのトリックをメインとするこの作品が

まさか映像化されるとは思ってなかった。

どうゆう風に映像化するんでしょうか?


でもまあ伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」も上手い事映像化していたし

あんな感じでやるんでしょうか?




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