『コーティングの不満点』
当店にはコーティングを施工しているお車でご来店され、
「水洗いのみで」
というお客様もたくさんいらっしゃいます。
そんなお客様の中からコーティングして半年や1年ほど経過してくると、
「光沢感がなくなってきた」
「ボディのザラザラが気になる」
「水垢が普通に付くようになった」
「水玉にならなくなってきた・・・」
などといった不満の声があまりにも多く聞こえてきたのに驚いておりました。
Q. なぜコーティングしているのに光沢感がなくなったり、水垢がついてきてしまうのか?
日本の〈寒暖差が激しく〉〈雪や花粉、梅雨の時期などがある〉四季折々の気候のなか生活していると、《花粉のシミや酸性雨による雨染み、ウォータースポット》によってコーティング表面は浸食され、そして劣化していきます。
〈工事現場や線路沿いでの走行〉で《鉄粉が付着》することもあります。
このような車にとって過酷な状況のなか、雨や花粉のシミ・ウォータースポット、汚れ・鉄粉などが付着・固着してくると、普通の水洗いの洗車では落ち切らなくなっていきます。
このように普通に生活するレベルで走行するだけでも《普通の洗車だけでは落ち切らない汚れ・付着物》というのは蓄積していきます。
すると、その汚れや付着物が原因となって、まわりに汚れが定着しやすくなり、たとえコーティングをしていても、ボディ上で水玉にならなくなったり、車全体の光沢感が失われてきたり、ボディ表面がザラザラになったり、水垢が付いてしまったりしていたのです。
そしたら保証って何?という声が聞こえてきそうですが、たいていのコーティングが保証していることは『ボディの光沢』を保証しているものではなく、『塗装の劣化』(赤色の車が朱色になるetc.)を保証しているものがほとんどだったり、よく説明を受けないで渡されるメンテナンスキットを使用して初めて保証がきいてくるなど保証の形は様々です。
(保証のあるコーティングについて詳しく聞きたい方はスタッフまで。)
Q. そしたら、どうすれば綺麗な状態を保てるの?
そこで、せっかくかけたコーティング層を長持ちさせ、常にクルマが輝き・撥水効果を保ち続けるためにも必要になってくるのが、犠牲膜。(コーティング未施工でも犠牲膜は外観を守り、光らせる役割を十分に発揮いたします)
犠牲膜は、コーティング層の上にさらに新たな皮膜をつくることによって、付着物や汚れからボディを守ってくれる役割を果たします。
しかし、この犠牲膜をつくる役割を果たす液剤もよく厳選しなければ、逆にコーティング層を傷めてしまったり光沢感が失われてしまったりすることもあるので気を付けなければなりません。
○参考記事:ワックス洗車について
こう言っていると、
「コーティングって意味ないの?」
という声が出てきそうですが、そうではありません。
・・・と、いうところで今回はここまで。
次回、パート②につづく!!