【八ヶ岳高原別荘便り・八美里ファーム】巣箱とバードウォッチングと、ハーブの菜園も育ったらいいな。 | 編集者福田清峰の八ヶ岳南麓田舎暮らし 天使のように大胆に悪魔のように繊細に 八美里ファームと実践出版塾と

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八ヶ岳南麓で田舎暮らし。「森の中に暮らす生活」を楽しむ「八美里ファーム」におけるDIY、八ヶ岳周辺の大人の散歩道、主宰している八ヶ岳自然教室のことなどもを紹介。「5年愛される本づくり、そして10年愛される本づくりへ」をモットーに書籍を編んでいます。

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2013年6月14日~6月16日
ひと月半振りに八ヶ岳の山荘「Etoiles  de midi」へ行ってきました。

今回は、GWに設置した巣箱の確認とハーブの菜園をつくることが目的です。
この土地に父が土地を買ったのが1962年4月です。
その土地に最初の小屋「八美里小屋」を建てたのが1962年8月です。
八ヶ岳の別荘もかなりの数になりましたが、我が家がその第一号です。

現在、八美里小屋はかなりガタが来ていますが、いまだ健在です。
その八美里小屋にちなんで、今回のハーブ園の名前を「八美里ファーム」と名付けました。


この季節の森は雨に濡れて、その合間にわずかな薄日が射し、森本来の勢いと美しさを見せてくれます。
テラスからの我が庭もしっとりとキレイに凛とした表情を見せます。




前回、GWに来たときにテラスに置き放しになっている巣箱で包卵していたシジュウカラはこの様子だと、無事に巣立っていったようです。




玄関の前の栗の木に取り付けた巣箱には、ちょっと巣材が入っていましたが、巣にはなっていませんでした。


そして、キビタキの巣箱はというと、ちょっとのぞいてみます。




ちゃんと巣をつくって巣立っていったようです。
でも、キビタキではないような気がします。
カラ類が使ってくれたのだと思います。




キッチンから見えるカラマツにつけた巣箱の入り口は、何かに大きく削られていました。
何か、大きな鳥が入ったのでしょうか?




中を確認してみると、ただいま製作中です。
しばらく観察していると、シジュウカラが巣材を運んで来ています。
これから巣作りのようです。
恐らく、最終組になると思います。




テラスに「オトシブミ」の揺籃(ようらん)がたくさん落ちていました。
この中に卵が入っていて1カ月もするとオトシブミがここから出てきます。
この虫、「落とし文」なんて、素敵な名前をもらいましたよね。
揺籃と書いて「ゆりかご」なんて読みがなを振ることもあります。




ほお(朴)の木のひこばえです。




こちらが我が家の大きなほおの木です。
この庭で一番好きな木です。
4本に別れたその幹が、またいい風情を醸し出してくれています。




根元から見上げたこの風景が大好きです。
「育つ」ということを実感させてくれます。




今回、夏のボウフラ対策に、池にメダカを放ちました。
しっかり仕事してくれるといいな。
そして、うまくいって毎年毎年増えてくれるといいな。




周りで作業していても、常に鳥たちが水浴びに来ています。
こちらはヒガラです。




ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、ヤマガラが来ていました。
池に、こんなふうに大きな石を入れて、水盤のようにしてあげるのがポイントです。




テラスから見る八美里小屋です。手前の栗の木に巣箱を付けてみました。




今回、この「八美里小屋」の看板を持って帰りました。
福成会のみなさまが、この看板をラミネート加工して永久保存できるようにしてくれるそうです。
この八美里小屋、昭和37年(1962年)に父の教え子のみなさまの手作りで建てられています。
あれから半世紀以上の年月、風雪に耐え抜き、多くの学生たちの心をつかんで止まなかったこの小屋の魅力が不思議です。




テラスから見た寂心荘(じゃくしんそう)です。
今回、赤い丸のところにハーブ園をつくることにしました。




その場所へ行ってみると、現状はこんな感じになっていました。




それを、平鍬(ひらくわ/1枚刃です)と備中鍬(びっちゅうぐわ/鉄製の 刃先が複数に分かれています)、スコップで耕します。
平鍬が一番活躍しました。




今回、目にいいからとブルーベリーを植えてみることにしました。
ブルーベリーは酸性の土壌を好むので、専用の肥料と「ブルーベリーの土」を使います。
ほかのハーブのために油かすも買ってきました。




ブルーベリーは2つ以上の違った種類のものを植えることで結実しやすくなるそうな。
しかも寒冷地では、ブルーベリーのなかでもハイブッシュ系の品種を選ばなくてはなりません。
そこで今回選んだのが「超大実」と「ジャージ」という品種です。
「超大実」は甘くて生食に向いていますが、「ジャージ」は酸っぱくて生食には向いていない気がします。

こちらが「超大実」。



こちらが「ジャージ」。




こんな風に、耕した土に「ブルーベリーの土」を被せて、たっぷりと「ブルーベリーの肥料」を混ぜておきます。
「ジャージ」が2つに別れていたので、実質3本植えることができました。
結実時期が6月から8月なので、今度来たときにまだ実が残っていたら、たくさん食べてみたいと思います。
鳥たちや動物たちが食べちゃうかな?
それもまた良しとしましょう。




そして、こちらがハーブ園です。
最近、カモミールティーにはまっているので、カモミールを植えたいなとおもっていたところ、長坂インターそばの「Jマート」で偶然にも「ローマンカモマイル」を見つけました。



カモミールは別名「植物のお医者さん」といわれているそうな。
このハーブの周りに植えてある植物は病気にかからないとか。
ハーブを健康に、無農薬で育てたいときは、カモミールを周りに植えるといいそうな。

カモミールには大きく分けてジャーマンとローマンの2種があります。
ジャーマンカモミール(花のみ芳香性がある)は1年草です。
ローマンカモミール(花と葉が芳香性がある)は多年草です。

ジャーマン種はハーブティーに、ローマン種は入浴剤や染色などに利用されるそうな。
今回出会ったのはローマンです。
ローマンでもハーブティーを試したいと思います。


そして、シソを植えておきました。
いろいろな料理に彩りを添えてくれたり、天ぷらなんかにもしてみたいです。
大きく育つかな。
楽しみです。




まだまだこんなにスカスカのハーブ園ですが、少しずつ整備して素敵なガーデニングができたらと思います。






こちらがローマンカモミールの苗です。

こちらがジャーマンカモミールの苗です。


こちらは種です。



こちらがジャージ種のブルーベリーの苗木です。


こちらが大実種のブルーベリーの苗木です。



こちらが土を酸性にしてくれる「ブルーベリーの土」


そして、こちらが「ブルーベリーの肥料」