オズ はじまりの戦い【レビュー】ダメンズだからモテるんだけど…本当の勇気と自信を手にする方法 | 編集者 福田清峰の I Love You

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「5年愛される本づくり、そして10年愛される本づくりへ」をモットーに書籍を編んでいます。
ゴルフとバードウォッチングにハイキング、山登り好きです。
そして写真、ライブに演劇、バレエ、映画鑑賞と美術館めぐりが大好きな編集者&カメラマンです。


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「大人のディズニー、いいじゃないですか」
と言いたくなる作品です。
こういった自分を導く方法、ありだと思います。

名作「オズの魔法使い」を誰もが意識する中で、打って出たのは、あのスーパイダーマンシリーズの監督、サム・ライミです。

ダメンズの方、チャラ男の方、生き方を変えるためにも、ぜひ観てください。
たくさんのギミックが仕込まれています。




オズ はじまりの戦い
原 題: Oz: The Great and Powerful
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2013年3月19日
上映時間:2時間10分

監 督:サム・ライミ
キャスト:ジェームズ・フランコ、ミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズ、ミラ・クニス


では、感想です(ネタバレあるかもしれません)。

導入部分はモノクロではじまります。
そして、主人公のオズが気球に乗って嵐に巻き込まれ、オズの国へ漂着するところからカラーになります。
本編への突入と、オズという魔法の国の美しさを確実に記憶させてくれます。

これはヴィクター・フレミング監督、ジュディ・ガーランド主演の「オズの魔法使」に対してのリスペクトでしょうか。
ちなみに映画は「オズの魔法使い」ではなく「オズの魔法使」が正解です。
主人公のドロシー(ジュディーガーランド)が竜巻で家を飛ばされ、たどり着いた地で家の扉をあけてみると、そこは美しいオズの国でした。
ここで映像がカラーに変わります。
この流れ、しっかり引き継いでいるんですね。


実は「オズ はじまりの戦い」、このモノクロのシーンで解決できなかったことをカラーのシーンでクリアに解決するしかけがあるんです。

たとえば……
公演中に、マジックの力を奇跡と信じた少女が「歩けない足を治して」と懇願するシーン。
オズはうだつの上がらないマジシャンですから、どうしようもなく逃げ帰ります。

それから……
旅芸人のオズの楽屋へその街に訪れたときだけしか会えない恋人のアニーが訪ねてきます。
ここでも今ひとつパッとしないマジシャンのオズは、恋人が別の男性にプロポーズされたと打ち明けると、幸せになるよう別れを告げます。
こちらは少し中途半端なシーンなのですが、覚えておきたいシーンです。


さて、オズが魔法の国に迷い込んで、最初に出会ったのが、本当は「良い魔女」西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)です。
実はオズ、かなりのダメンズです。
それを演じているのがジェームズ・フランコです。
女性に対してファーストインプレッションが適度にいいオズは、ちょっといい女と出会えば、ちょっとしたマジックとオールゴールをネタにダンスをして、軽く口説きます。
この演技をジェームズ・フランコが見事に演じています。
いい役者(男)です。

さらに、この国には「オズという名の偉大な魔法使いが現れて国を救う」というような予言のようなものがあり、単に名前が同じというだけの勘違いからすべてがはじまります。




セオドラの姉である「悪い魔女」東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)のことも同じ手口で口説きます。
すべての女性を、しかも魔女ですから、なんならオズがやっていることは水晶の球をもってすればお見通しのはずなのに……ちゃんと翻弄するんですから、これまたすごい。




セオドラとエヴァノラの南の悪い魔女グリンダを倒せば王に君臨して財宝はあなたのものだと言われ、オズはその気になります。

そして、グリンダを倒しに向かいます。

そこで出会ったグリンダにオズが発した言葉は「どこかで会った?」でした。
これも口説き文句かと思いきや、実はアニーとグリンダは同じ役者が演じています。
つまり、自分が元々いた世界では幸せにできなかった女性と魔法の国で再会したのです。
これは「今度は逃げずに幸せにしてあげなさい」という神様からの思し召し(おぼしめし)です。
悪い魔女と思い込んでいたグリンダと会って、その透明感と母のような大きな心にすっかり虜になります。
もちろん、ここでもしっかり口説きます。




愛の反対は何か? と問われたら、「無視すること」かと思っていましたが、「憎しみ」なのかもしれませんね。
オズがグリンダに入れ込んでいくの姿を、エヴァノラに水晶の球で見せられたセオドラは、エヴァノラの言うがままにリンゴをかじってしまいます。
そして、憎しみの緑の魔女に変わってしまいます。
変身する仮定で、セオドラは悪の魔女はグリンダではなく、姉のエヴァノラだったことに気づきます。




グリンダは、オズが魔法使いではないということに速やかに気づきます。
でも、国民の盛り上がりと手品師であるオズを信じて、オズを覚醒させようとします。

そして、やはり自分にはできないからと逃げようとしますが、グリンダに説得されます。
そして、魔法使いではない自分と、偉大なる手品師にあこがれる自分ができることを深く考えるチャンスをモノにしたオズは、見事に覚醒していきます。




こちらは猿のフィンリー。
モノクロのシーンのオズの助手と同じ役者さんです。
信頼すべきは助手なんですね。




エヴァノラに壊された陶器の街で、生き残った陶器の少女。
足が折れていたのをオズが接着剤で治してあげます。
これが、モノクロのシーンで登場した少女かと。




ちゃんと考えれば、自分なりに路が開けるということ。
そして、ダメンズだってことに自分が気がつけば、それからの人生はきっと変わる!
何かを期待させてくれる、単なる恋愛モノではなく、ファンタジーでもなく、ちょっと濃く描いている部分もある、大人のディズニーといった感じです。


最後の花火のシーンは、ディズニーランドのシンデレラ城とかぶり、マジックインザスカイを彷彿させるものだったのでしょうか。

ぜひ、大人のデートにいかがですか?






オズ はじまりの戦い (竹書房映画文庫)
ライマン・フランク・ボーム ミッチェル・カブナー デイヴィッド・リンゼイ・アベイア エリザベス・ルドニック 入間  眞
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オズの魔法使い【完全版】 [DVD]
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