もう一度観る映画「赤ずきん」小悪魔ナイスボディーなアマンダ・サイフリッドが魅せる大人の赤ずきん | 編集者 福田清峰の I Love You

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「5年愛される本づくり、そして10年愛される本づくりへ」をモットーに書籍を編んでいます。
ゴルフとバードウォッチングにハイキング、山登り好きです。
そして写真、ライブに演劇、バレエ、映画鑑賞と美術館めぐりが大好きな編集者&カメラマンです。


テーマ:

『赤ずきん』
英 題:RED RIDING HOOD
製作年:2011年
製作国:アメリカ/カナダ
日本公開:2011年6月10日
上映時間:1時間40分

監 督:キャサリン・ハードウィック
脚 本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン
製 作:レオナルド・ディカプリオ
音 楽:ブライアン・レイツェル
キャスト:アマンダ・セイフライド/ゲイリー・オールドマン/ヴァージニア・マドセン/シャイロー・フェルナンデス/マックス・アイアンズ/ジュリー・クリスティ 他



キャサリン・ハードウィック監督といえば、やはりヴァンパイアとなるのでしょうか。
いえいえ、やっぱり人狼映画の第一人者です。


(左)アマンダ・サイフリッドと(右)キャサリン・ハードウィック監督

キャサリン・ハードウィック監督 は、映画「トワイライト~初恋~」でまちがいなくヴァンパイアブームをつくり上げました。
それ以上に「人狼」をどう描くか、ストーリー的にも映像的にも、その両方の答えを1作1作しっかり出しています。
この人狼の描き方、立ち位置が絶妙なので、観ている人がハートブレイクしてしまうのです。

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ところがどっこい、キャサリン・ハードウィック監督が一番得意としているもの、それは…若くて美人な女優の官能的なシーンです。
若い美人女優の官能的なシーンを撮らせたら、そのさじ加減、天才かもしれません。
その官能的なシーンを「イチャつくシーンも楽しめた」という、主演の小悪魔ナイスボディーという新しいジャンルをつくり上げたアマンダ・セイフライドが、キャサリン・ハードウィック監督を絶賛しながら「官能的な描写もうまいしね」と言うほどです。


アマンダ・サイフリッド

たしかに、本当にわずかですが官能的なシーンが出てきます。
アマンダ・セイフライドが満ち溢れんばかりの身体と魅力をサラッと魅せつけてくれます。
押し倒されたときの胸のラインの描写のしかた、お見事です。

 

 


(右)アマンダ・セイフライド

実はこの作品、もともとはレオナルド・ディカプリオと彼の会社によるアイデアだそうです。
レオが興味を持ったのは「獲物が息を引き取る前に食べはじめる」という狼のミステリアスな部分であり、少女ではなく、大人になった「赤ずきん」が人狼が持つダークな部分に挑む物語をつくることだそうです。
実際に撮影現場にもちゃんと何度も訪れているそうです。

そして、子どもの頃、はじめて恐怖と向きあうことを教えてくれたのが「赤ずきんちゃん」だというキャサリン・ハードウィック監督。
たしかに「赤ずきんちゃん」って、妙に怖かったなーと、納得できます。
たしかに、結末は大胆すぎるくらいエグイものです。
狼のおなかに石を詰めて沈めちゃうんですから。

赤ずきんというテーマよりも、アマンダ・セイフライドの独壇場といってもいいくらい、彼女のための彼女による作品です。
透き通る肌と透明感のある圧倒的な美しさをここまで惜しみなく表現しきる存在感、その大きな瞳で見据えた先に真実を見いだす仕草が素敵です。
何よりもすばらしいのは、その官能的な表情と閉じかけた瞳です。

そして、「ハリー・ポッター」シリーズでハリー・ポッターの後見人シリウス・ブラック役や「バットマン」シリーズのゴードン役で知られる名優ゲイリー・オールドマン、適当にカッコよくて、適当にいい加減なおじさんを演じたら右に出る者はいません。
今回の人狼を成敗して回る神父役、身の保身だけを考え、自己中心的壊れ方をしていく人物像、はまり役です。

 


(左)アマンダ・サイフリッドと(右)ゲイリー・オールドマン

 

ほかにも、1965年「ダーリング」でアカデミー主演女優賞を受賞しているジュリー・クリスティが赤ずきんのおばあさん役で出ています。
これほどまでに妖しくやさしいおばあさんはいるのだかろうかという、名演技をしています。

さて、「大人になった赤ずきん」…この伏線がよく効いています。
全編にわたって、「赤ずきんちゃん」とは関係のない「人狼」と「三角関係」というテーマが鍵となっていくのですが、要所要所に「赤ずきんちゃん」のエキスが散りばめられていて、それを発見するのもこの作品を観る楽しみかもしれません。

何を隠そう、この三角関係が物語の柱になっています。
ヴァレリー(アマンダ・サイフリッド)は、木こりで幼馴染のピーター(シャイロー・フェルナンデス)と恋仲にあります。
なのに、母親が勝手に資産家の息子ヘンリー(マックス・アイアンズ)との婚約を決めてしまいます。
なんと、ヴァレリーの母親はヘンリーの父親が大好きで、ヴァレリーの姉はヘンリーの父親との子だったりします。

人狼退治の第一人者ソロモン神父(ゲイリーオールドマン)を村に招き、村に出た狼退治の陣頭指揮をとってもらうことになるのですが、実は、その前日に村の男たちのなかで、勇士が集まり狼狩りに行き、立派な狼をしとめています。
しかし、ソロモン神父は、この村人の中に狼はいると、人狼が村にいることを説きます。
そなると「疑わしくは罰せず」とはいかずに、「疑わしくは、とことん疑う」に人の心は変わってしまいます。
この人間関係の心理戦にヴァレリーは友達に裏切られ、人狼の生け贄にされてしまいます。
そうなれば、ピーターとヘンリーも黙ってはいません。
キーワードは村人の中に人狼がいるということ。
一つひとつの可能性が消去法で消されていったとき、人狼が正体を現します。

↑このシーン、意外と重要なんです。
ラストは先に少し触れた、「赤ずきんちゃん」に似たエグイ展開になります。

そして、みんな、自分が何を背負って生きていくのか、それは生まれながらにして決まっているものと、育っていく中で選択されていくものとがあり、それをいかに受け入れられるかで、人生が楽にもなるということを教えてくれます。
なんとなく理不尽でもあり、どうにもならないことでもあるのですが、大人になった赤ずきんは、自分が背負うことになったすべてのことに動じることなく、人里離れた森の奥で暮らしていきましたとさ。

面白いです。
よくできた作品です。
単純にアマンダ・サイフリッドの大ファンになりました。

 

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