先日、MGCが開催され東京オリンピックのマラソン代表が決まった。
あまり女子選手には興味がないので、男子のみの感想。

今回は、中村選手と服部選手が内定、次点に大迫選手。
今回のレース、ペーサーのいない国内マラソン選手権っていうのがほぼ初めて見たのだが、最後まで目が離せない展開になった。そして、見てる側はとても楽しく観戦できた。
学生時代同じ時代を過ごした年代の近い選手の活躍だったから尚更。

まず、設楽選手の飛び出し。
彼は、箱根の時も他とペースは一切合わせないタイプの、まさに「宇宙人」。
予告通りの飛び出しだったが、ペースが3’00”だったので、さすがに無理があった。
2:06.11の自己記録を持つが、冬のマラソンで2’59”-3’00”/Kのペースが自己最高なのだから、途中28℃まで上昇する気温だと、エネルギー代謝も冬とは違うので、このペースが保てる筈がない。
解糖系のエネルギー代謝に限界が来たらペースが急降下するのは明らかだった。

今回は、あまり大きく動かず、ラスト2.195Kを6分前半の驚異的なペースで対応した中村選手が優勝。
彼は、駒大の頃から1区のスペシャリストとしてロングスパートの絶妙な上手さがある。
今回も、勝負に徹していたおかげで、格上を抑えることができた。

服部選手も、比較的落ち着いていた。
2位で東京オリンピック内定したが、大迫選手が冷静さを少し欠いていたのもあって、最後に抜き返すことができた。
彼は、発汗量が多く、マラソンで失敗も多かったがかなり研究してきたのだろう。
ゴム紐のようなもので、クラッシュアイスを固定していたり、作戦を入念に練っていた様に思う。

大迫選手は、大本命であり、暑いボストンマラソンでも結果を残していたのもあるので、心配はしていなかったのだが、本人のコメントにもあるように、いちいち反応しすぎて、最後足が残っていなかったところを逆転されてしまったと。
集団内で動きがあった時に、率先して追いかけていたような気がする。
彼の実力であれば、わざわざ反応する必要もないのだが、設楽選手が大逃げしていたのもあり、2位確保に集中しすぎたか。
設楽選手は本当に読めない選手。
飛び出して、そのまま押し切ってしまうほどの可能性も十分にある。

重要なレースで、少し焦りが出てしまったのかな。
3位を確保できたのは良かった。

今回、誰も文句を言えない選考方法に変わったことは良かったと思う。
それと同時に、マラソンに対する興味が大きく変わった。
私は、昔から中距離系が得意でロードレースなど、全く興味が無かったが、ペーサーのいない、純粋なマラソン大会を見て、自身もマラソンに挑戦したいとさえ感じた。

しかし、マラソン界も、陸上界同様、旧態依然としたやり方が続いている。
もっと、もっと、勉強するべき。
もっと、もっと、変化させることができると思う。