「会社大きくしないの?」と、よく聞かれるんですが、
「何のために大きくする必要があるんですか?」と聞き返してしまう小林です。(面倒くさい奴ですみません)
昔は関東進出や上場企業を目指そうと考えていた時期もありましたが、今は全く興味ナシ。
大きくして得るものより、失うものの方が大きいと思ったので。
従来の「スケールメリット追求型経営」だと舵取りが難しくなることを肌で感じているワケですが、
スケールを求めると、つまずいて転んだ時の代償は相当なものになります。
例えば会社を守るために一気に事業縮小したり、リストラする必要性を迫られることもあります。
それが真の経営というのであればそうなんでしょうけど、
青臭い僕は、経営者であって経営者でないので、それが出来ない。
それに、時代はスケールでメリットを得る流れではなくなってきています。
・名前が売れやすくなる(どこでも見かける)
・限界費用が低くなる
SNS社会の今、コレらを追い掛けているとヤバいのは間違いない。
それよりも、小さくても面白いことをやって、皆んなで一緒に盛り上げていく循環型経済の方が面白いし発展するよなぁ〜と。
そもそも、必要とされていれば「集める努力(人も集客も)をする必要性がない」。
なぜなら、今盛り上がっている企業や人の特徴として、
人を惹きつけ、互いに高め合い、大きな価値を生み出す人がいるところ(企業)にどんどん人は集まっているという現実。
感覚的には一緒に働く仲間たちが従業員感覚や外注感覚ではなくて、
共に経営する感覚、共に楽しんでいてくれているのが大きいと思います。
そのためにも、如何にして認知してもらい、興味を持ってもらうかが鍵だと思っています。
ここで重要なのは、地道だけどコツコツ積み重ねること。
地道にコツコツを抜かして一気に突き抜けるなんて、まずあり得ない。
稀にコツコツ積み重ねずに一気に突き抜けている人を見るけど、その反動で返ってきている代償も大きいです。
どこまで便利な世の中になっても、日々の積み重ねがモノを言うね。